青花とは

 

青花の特色。

 

おおらか

デザイン。

美しい。しかも、ぬくもりがある。

 

形状のおおらかさ

青花の器にはさまざまな形があります。それはどれもシンプルなデザイン。盛り付けが際立つような、お料理が映えるような…ゆっくりとした曲線美が、使っていただくあなたのセンスを引き出します。またしん窯では、昭和50年より「でく工房」と都立心身障害福祉センターの作業療法士の方々と共同開発し、2年がかりで完成させた「すくい易い器」をご用意しております。幼児やお年寄り、特に体にハンディーのある方にも使い易く、私達のくらしの食卓に合った違和感の無い食器として、現在も尚、お客さまに愛され続けています。あたたかい食卓に変化をつけるお気に入りをみつけてみられてはいかがでしょうか。

 

釉薬の温もり

 

絵柄の楽しさ、ユニークさ

青花の絵柄は、異人さんをはじめ帆船、唐草、さまざまな花などをモチーフとしたデザインが特徴です。マントを来た異人さん、あちこちに散りばめられた異人さん、出向する帆船、波に浮かぶオランダ船、花をあしらった唐草、上品なざくろ絵、深い塗のある花濃などなど、豊富な絵柄でいっぱいです。また、風格のあるデザインがお好みの方には江戸紋、麻の葉、格子、青波海、捻祥瑞などがお勧めです。一つひとつの絵柄の味わいが、見る人を愉しませ、そして収集の楽しみとしていただけます。

 

釉薬の温もり

素焼きの器に釉薬(上薬)を塗りつやを出すことで、一層魅力のあるものに出来上がっていく青花の器。この釉薬も、しん窯独自の手法で天然のイス灰釉を調合することで古陶磁のような暖かみを表現しています。

 

呉須の味わい

 

呉須の味わい

磁器の染付に用いる顔料である呉須。青花の器の藍色の色合いは、この呉須で決まります。この重要な呉須を、既成のものではなく、しん窯独自の手法により天然呉須として調合することで、染付の中でも古陶磁のような味わいを演出することができます。青花にしかない、独特な藍色をお楽しみください。

 

全体的に暖かく、ひかえめで、飽きのこない暮らしの器

青花の器はすべて手描きです。あくまでも手描きにこだわりスタッフ一同が真心を込めて作り上げていきます。一つひとつが個性をもった器となって、あなたのお手元へ届きます。

 


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青花ブランドのコンセプト。

 

 有田が誇るやきもの博物館である九州陶磁文化館の目玉は、1万点以上も寄贈されている柴田夫妻コレクションです。すべて有田で江戸時代に生産され主に暮らしに溶けこんだ、使いこなされた食器群が中心です。形状・絵柄共に新鮮で、現代の暮らしにマッチしているから不思議です。そのひとつひとつは味わい深く風合いがあって気品や風格さえ感じます。
 私達はこれらの作品に倣って「青花」ブランドに生かしています。機械化されロボットで作る現代の生産工程ではなく、すべてが手づくりで自然の恩恵を十分に取り入れています。呉須(藍色の顔料)や釉(うわぐすり)も天然素材を生かし、絵の動きや磁肌の凹凸、細かい鉄粉、ピンホールなど様々な顔や表情がみられます。「青花」はあくまでも手づくり手描きにこだわり、先達が残してくれた古陶磁の味わいや風合いや温もりをめざしています。

 

 


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ステッキ異人

ステッキ異人

ステッキを持ったハイカラな異人さん。誰かと待ち合わせ?

 

異人さんってなんだろう。

 

紅毛人と書き、(こうもうじん)と読みます。青花のイメージである異人さんの絵柄のことです。昔の異国情緒たっぷりの風景を現代風にアレンジしたのが青花の代表的な絵柄として定着し、ロングセラーとなりました。江戸時代、オランダ人が入国したとき、人々がオランダ人を見て紅い毛のヒトということで紅毛人といったのが事の始まりです。「青花」では、異人さんに様々な呼び名をつけています。

  • カール紅毛人

    カール紅毛人

    文字通り、カールヘアーがトレードマーク。人気ランキングベスト3に入る異人さんです。

  • マント異人

    マント異人

    可愛らしさではこの異人さんが一番ではないでしょうか。愛着があります。

  • パイプ異人

    パイプ異人

    おなじみ長崎紋の登場人物。この異人さんなくして青花は語れません。

  • 濃マント異人

    濃マント異人

    マントを胸元まで閉めたエレガントな異人さんです。

  • 紅毛人

    紅毛人

    名前の読み方は「こうもうじん」といいます。青花ブランドの創業期からのベテランです。

  • 後姿

    後姿

    指差す後姿の異人さん。お顔はあなたが創造してください。

  • 帆船

    帆船

    船乗りなら一度はあこがれる日本丸ならぬ青花丸?

  • 気球

    気球

    ヨーロッパで生まれた熱気球。一緒にのんびりと優雅に飛んでみませんか?

  • オランダ船

    オランダ船

    江戸時代、このオランダ船によって膨大な輸入品が本国に入ってきました。