オーガニック加工者認証について
弊社は日本でも数少ないACOオーガニック製品加工者認証を取得しています。オーガニック製品に対する汚染や適切な取り扱いがされているかどうかを証明するものです。弊社ではオーガニック先進国である豪州で最も厳しいAustralian Certified Organic認証を取得しています。日本の農林水産省も信頼のおける海外登録機関としてACOを登録しています。
弊社のオーガニックについての考え方
現状日本国内には食品に関する国産有機規格である有機JASを除き、当店の取り扱う雑貨、化粧品、化粧品原料においては明確なオーガニック基準がないと弊社では認識しています。弊社は創業7年目になりますが、現在まで販売を行ってきた従来品の中にもいわゆるオーガニック品はございましたが、第三者が認めていないものをオーガニックと謳い販売することに違和感を感じていました。巷にはオーガニック化粧品と謳いながら全く基準のないものや中には70%の原材料にオーガニック化粧品原料を使っているというだけで「オーガニック化粧品」と謳って販売がされているものも数多く存在します。そのような基準のないオーガニック製品やウソ偽りある表示のされている製品を販売する存在ではありたくありません。
「オーガニック」という言葉が独り歩きしている日本の実態を変えたい
オーガニックっていったい何ですか?この問いかけに対して明確な回答を出来るオーガニック製品を扱う業者様や消費者の方はいったいどれだけいるでしょうか?中には「オーガニック=天然」という認識の方も数多くいらっしゃるのではないでしょうか。この認識は全くの誤りです。特に製品を売る側でなく、買う側は特に注意しなければいけません。なぜなら「オーガニック=天然」の認識のもとに長年使い続けていたものが実は先の70%オーガニック原料で出来た製品で残りの30%は化学合成された原料であったならば「オーガニック」という表示は全く判断基準として意味を成していないからです。弊社はその「理想と現実のギャップ」を何とか乗り越え、本当の意味での「オーガニック」を提案していけないかと考えたわけです。
「オーガニック」の答えがどうして豪州に行き着いたのか
社長の私は約10年前になりますが、約3年間オーストラリアに滞在していた時期があります。その期間オーストリアの天然や本当の意味での長い目で見た安全、それに携わる人間の純粋さを肌で感じてきました。大手のハンバーガーチェーンや牛丼チェーンはどうして「オーストラリア産ビーフ使用」、大手量販店は「タスマニアンビーフ」とオーストラリアの家畜の安全性を全面の押し出すのでしょうか。これはオーストラリア大陸が他の大陸から独立しており、農薬や化学肥料に対して厳しい目を持って生活しているからに他なりません。
ACOとは
ACOとはAustralian Certifed Organic(オーストラリアン・サーティファイド・オーガニック)の略で、1980年頃にオーガニック製品の保全を目的に農業経営者の間で設立されたオーストラリアの非営利団体BFA(Biological Farmers Of Australia)が設定を行った基準でオーガニック(有機)認定を行うオーガニック認証機関です。ACOの厳格な基準はIFORM(International Federation Of Agriculture Movements)やアメリカのUSDA(National Organic Program)、日本のJAS(the Japanese Organic Standard)、欧州のthe EU Organic regulations等にも適合しています。また日本の農林水産省はACOを登録外国認定機関として登録しています。弊社は日本でも数少ないACO加工者認証を取得しています。また、オーガニックについての情報を幅広く入手するため、BFAのメンバーでもあります。
世界でも最も厳格な基準の一つAustralian Certified Organic認証の取得
弊社はACO(オーストラリアン・サーティファイド・オーガニック)の加工者認証を取得しています。国内に「正しいオーガニック製品をリーズナブルに流通させたい」という願いから手間ひまや弊社のこれまでの蓄積したノウハウを総動員し、外部コンサルタントなどは入れずに完全自社にて取得しました。このため、通常は高価なオーガニック認証製品をリーズナブルに提供することができるようになりました。
オーガニック製品流通の仕組み
オーガニック認証製品はどのような経路でどのような人々によって流通しているのでしょうか。こちらでは栽培者から消費者の皆様のお手元に届くまでをACOのオーガニック基準の具体的内容にまで踏み込んで見てみましょう。具体的な基準書(英語原文)はこちらからダウンロードできます。オーガニック製品は栽培から我々のような最終加工者まで一貫した基準のもとにオーガニック製品を取り扱っています。弊社ももちろんこの基準に則り、設備や汚染防止対策を行った施設で必要な加工(輸入、充填や保管)などを行っています。
<栽培者の基準>
オーガニック基準の中で最も負担を強いられるのが、この栽培者の工程です。認証を取得するまでに最低1年はかかります。この工程の認証では農薬や化学肥料の使用禁止や農業従事者の健康管理、設備、農業用水の水質コントロール、防虫防鼠の対策、ノンオーガニック品との混在、汚染の防止などの厳しい基準を満たした農業従事者だけが認証を取得することが出来ます。
<加工者の基準>
弊社もこの加工者(PROCESSOR)に含まれます。加工者の基準は国内薬事法に基づく化粧品製造業許可や製造販売業許可などに近い概念を持っています。その上にオーガニック製品の汚染の防止措置、水の使用基準、万一際の回収の手順、衛生管理の手順書と記録、オーガニック品保全のためのワークフローと記録の仕組みが構築されていることが認証の条件になります。中にはなるほどと思うものとして器具を洗浄するための洗剤も予め登録する必要があります。登録以外の洗剤は使ってはなりません。いくら中身がオーガニックで一定の手順に則って作業していたとしても化学合成の洗剤を使っては全く意味をなさないためです。当たり前ですが、申請書類、手順書まで全て英語で準備されていなければなりません。国内での運用のためには日本語のマニュアルや記録するためのデータベースも必要になります。販売に際しては表示ラベルの認証も受けなければなりません。承認されたラベル以外での販売は固く禁止されています。弊社のオーガニック加工者ナンバー(PROCESSOR NUMBER)は11224Pになります。
このような厳格な基準の中で世界のサプライヤーから弊社に製品が入荷し、一定のルールのもとで取り扱われるキチンとした認証オーガニック製品はとかく価格が高くなりがちです。しかしながら弊社の独自ノウハウにより今回認証が取得できたことで大幅に取得にかかるコスト削減を実現できました。是非お値段を他社の認証の取れた製品と比べてみてください。品質、量、価格においてそのバランスの良さは全てに勝っていると自負しております。是非この機会に本物のオーガニック製品をお試しくださいませ。
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