お墓の手入れ方法
お墓は屋根のない場所に設置されているため、年中雨風や紫外線にさらされています。きちんとお手入れをしないと墓石が劣化していき、戒名も見えづらくなってしまいます。ご先祖を敬うためにもきちんとお墓をお手入れしましょう。
用意するもの
ゴミ袋、雑巾、スポンジ、歯ブラシ、バケツ、墓石用洗剤、園芸用のハサミ
周辺の掃除
まずは、墓石の周辺にあるゴミを取り除きます。落ち葉や折れた枝などを拾い、雑草が生えていれば引き抜いてゴミ袋に入れます。木の枝が墓石の邪魔になっている場合は園芸用のハサミを使って剪定します。玉砂利はバケツに入れて水洗いし、きれいに敷き直します。
墓石の掃除
スポンジに水を含ませて墓石の最上部から洗っていきます。スポンジを使用するのは墓石に傷をつけないためです。たわしなどの硬い道具でゴシゴシ洗うと墓石に傷がつき、劣化しやすくなってしまいます。墓石の掃除は水洗いが基本ですが、汚れが落ちにくい部分は墓石用洗剤をつけて洗います。酸性洗剤や塩素系の洗剤は墓石にシミがついたり、変色したりする可能性があるので、なるべく墓石専用の洗剤を使うようにしてください。文字彫刻部分は歯ブラシを使うと細部まできれいに磨けます。
墓石備品掃除
墓石の掃除が終わったら、花立てや線香皿などの備品類の掃除を行います。雑巾や歯ブラシを使って丁寧に洗いましょう。
拭き取り
全て洗い終わったら、乾いたタオルで墓石と備品についた水分を拭き取ります。墓石は水分を吸収するので、濡れたままにしておくとカビが生えてしまいます。きれいに水を拭き取って墓石をピカピカにしましょう。
お墓の手入れは家族を守ることと同じくらい大切なことです。お墓参りをする際は掃除道具を持って行き、お手入れをしてからお供えをしましょう。