Q1) セラミックチューブとは何ですか?

A1) 「ご質問有り難うございます。セラミックチューブとは、バーナー台座からガラス管上端へ伸びる電極を保護している陶磁器のことです。」

メーカー純正の殆どは茶色のセラミックチューブとなっております。 茶色なのは純正のケルビン数が4000K前後(黄色ぽい)である事にも関係しております。

これは、バーナーから放射された光がセラミックチューブに反射し、反射した光が再度バーナーで反射するため、色温度が冷えてしまい「黄色い光(グレア光)」が発生しているからです。
比較 左の画像は同じケルビン数ですが、
セラミックチューブが「茶色」と「白」との比較です。

分かりやすいようにプロジェクタータイプでの撮影ですが、
H4などのリフレククターや実際の目視では、もっと違いがはっきりします。

対向車のヘッドライトの角度によって色が変わる現象を体験した事があると思いますが、これもセラミックチューブによる影響が含まれております。

つまり、
「セラミックチューブの色」が、バーナーから解き放たれる光の色調に、非常に大きな影響を与えている事になります。
弊社のセラミックチューブは、他社と異なりケルビン数にマッチしたものとなっております。 

ケルビン数に関係なく、自動車メーカーに標準で装着してある茶色ばかりの商品とは違うのも弊社商品の特長です。


Q2) ヘッドライトレンズはプラスチックですが、発熱で溶けたりする事はないでしょうか?

A2) 「ご質問有り難うございます。元々ハロゲンに対応であればHIDは問題ありません。」

H.I.Dはハロゲンバルブに比べ、ワット数も少ないので、発熱も同様に少ないです。
ハロゲンバルブがH.I.Dよりも熱を発生するのは、ワット数が多い他に電流を光に変換する効率が、
ハロゲンバルブは約10%、H.I.Dは約25%からです。その為、ワット数の割にはハロゲンは暗く、熱も多く発生します。

また、量販店等でH4ハロゲンバルブなど「100W級」や「100Wクラス」といった表記の高効率バルブを見かけますが、
実際のワット数が60Wでも「100Wを使っているような明るさ」といったニュアンスの商品です。



Q3) 光軸調整は必要ですか? また、自分でできますか?

A3) 「ご質問有り難うございます。今までの車検は昭和34年に制定された走行灯(上向き灯 HIビーム)のみの検査でしたが、
保安基準が改正され、すれ違い灯(下向き灯 Lowビーム)での検査が実施されるようになりましたので、
テスター屋など専門業者での調整を推奨致します。」





H.I.Dにてヘッドランプを走行灯(上向き灯)で調整すると、調整後のすれ違い灯(下向き灯)は
前方が暗く左側が極端に明るくなる傾向が現れます。
図2では、走行灯を下向き灯に切り替えただけで、何の調整もしていませんが、
こんなに左下寄りになってします。

理由は、走行灯(上向き灯)とすれ違い灯(下向き灯)には相関性が無く、
それぞれ独立した調整が出来ないヘッドランプ(Hi/Low共有している2灯式)は、
本来、走行灯とすれ違い灯では各々光軸が違いますので、
正確に合わせる場合はHi/Low個別の4灯式以外は不可能です。

現在の車種は、すれ違い灯がHIDで、走行灯がハロゲンのタイプが主流です。

ごく一部の車種によっては、Lowビームに合わせるとHiビームが下あるいは上向きに
なってしまうのも上記理由やレンズカットなど考えられます。

また、平成10年9月以降に工場出荷された車には、新規格のヘッドランプの装着が
義務づけられましたが、それ以前の車種は弊害が発生する場合があります。

※新規格のヘッドランプとは、国際規格に整合した「すれ違い灯ヘッドランプ」で、
  その見分け方は下記図1の「マルジマ−ク」です。

マルジマーク

※ご注意事項

左図のような右側通行、しかも昭和34年からの規格の配光は危険ですし、
当然車検も不合格となりますので、ご注意下さい。(日本では車両は左側通行です)


Q4) リレーハーネスとはどういうものですか?

A4) リレーハーネスとは、電流をコイルに流す事により大きな電流をON−OFF制御することができ、各パーツへの電力供給を制御するスイッチの役割をしております。

HIDの場合は、Hi/Low切替などのH4タイプにリレーがございますが、シングルバルブなどはHi/Lowなど切替の必要が無く、
国産の大手メーカー商品同様リレーの必要がございませんので付属しておりません。

リレーハーネス=H4(Hi/Low)切替タイプとHID業界では意味しております。
どうしてもシングルでもリレータイプにしたい場合は、別売りの弊社専用リレーハーネスをご利用下さいませ。



Q5) H4タイプを使用しておりますが、金属の筒(シェード)は外した方が明るそうなので外しても大丈夫ですか?

A6) 「ロービームの配光パターンが照射出来なくなります。また、対向車へ幻惑となるグレア光(上方向への光)の原因になりますので
絶対に取外さないで下さい。取外して使用した場合、他の交通の迷惑となるだけでなく、交通事故の原因になります。」

※最初からお車にシェードのキャップが装着されていて、弊社バルブが干渉する場合は、弊社商品のシェードのキャップのみ外して下さい。
  その場合、車両のヘッドライトはハロゲンバルブが基準となっておりますので、まれに配光ラインが純正と異なる場合がございます。



Q6) 車に減光システムがついているのですが、併用しても大丈夫ですか?

A7) 「減光システムやAUTO設定については使用出来ません。
減光システムは電流値を絞って光量を下げるものですが、HIDの場合は高電圧による放電灯なので、減光させる事が出来ません。
また、HIDのホットスタートは苦手ですので、トンネルなどON/OFFが繰り返されるAUTOはお控え下さいませ。」



Q7) 自分で取り付けたいのですが?自分で取り付けた場合も保証は効きますか?

A8) 「約2万ボルト以上もの高電圧発生回路の取付けが伴う為、PL法など法律上の関係もあり、専門業者などのプロショップでの取付けを
推奨致します。 ご自身での取り付けの場合は通常使用で不具合が起きた時は商品の保証は適用できますが、
他、車両に何かあった時のPL保証は適用できません。



Q8) 「アメリカ製のバーナーを見かけましたが、大丈夫ですか?具体的なメーカーはご存じですか?」

A9) 「ご質問有り難うございます。 郷には入れば郷に従えではありませんが、アメ車であれば、お勧め致しますが、
バルブのキセノンガスなどは環境に配慮していないと業界では聞いております。
上記理由により、弊社では取り扱った事がございませんので、メーカーも不明です。

弊社製品は1953年には松下電器産業との合弁で松下電子工業を設立した事でも有名な
PHILIPS社製などを採用したバーナーがございます。アメリカ製などと国名だけで抽象的な表示は行っておりません。」



Q9) 「バラストでアメリカ製のIRチップとは何ですか?」

A10) 「ご質問有り難うございます。 IRチップとは、IR(International Rectifier)社から発売(商標登録)されている
モータ制御用オールインワンチップの事です。
しかしながら、バラストにモーターなど内蔵しておりません。
モーターなどの業界において現在は制御部をIRチップからFPGAに変更したものが主流となっております。」



Q10) 「国産のPIAAなど有名メーカーはLowと表示してありますが、たまにLoと表示してあるのとどう違うのですか?」

A11) 「ご質問有り難うございます。 LowビームをLoと表記している製品は、 中国人がスペルを誤ってそのまま印刷された商品だと
業界新聞に掲載されておりましたので、 恐らく同程度レベルの水準の商品かと思います。 国内ではありえない事ですね。」



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