ビタミン・ミネラルが無いと体は機能しません。
健康の維持・増進は体を構成する全ての細胞が正しく機能することで初めて実現できます。そのためには、各々の細胞の中で「代謝」というシステムが適切に作動しなければなりません。
代謝システムが円滑に進められるのは「酵素」という物質のおかげであり、この酵素が働くために必要なものこそビタミン・ミネラルなのです。
体中ではタンパク質をエネルギーに変えたり、アミノ酸を他のアミノ酸や炭水化物、脂肪から合成したり、アミノ酸から炭水化物や脂肪に転換したりという代謝が頻繁に行われており、そのほとんどでビタミンB6をはじめとするビタミンB群や、亜鉛などが中心となって働いていています。またビタミンB群のほとんどはマグネシウム無しで働くことはできません。
マグネシウムは、体を構成する一つ一つの細胞の活性に関わる最も重要な栄養素のひとつで、例えば「疲労」という現象は、細胞内に必要な栄養素が失われ、逆に必要としない物質が増えた結果、エネルギーが十分に生み出されない状態であるといえます。マグネシウムを失うことは細胞の活性が低下するだけでなく、細胞内に不要な物質を取り込むことにもなり、結果として「疲労」につながるのです。
※特に重要なミネラルバランスのミネラル「マグネシウム」
アミノ酸について
摂取したタンパク質は、体内で分解されてアミノ酸となることで初めて利用できます。
アミノ酸は血液を通じて全身に運ばれ、各組織や器官の細胞内でDNAなどの働きによって、必要なタンパク質に組み立てられます。体に必要なアミノ酸が不足している場合、別のアミノ酸から作り出すという作業が頻繁に行われていますが、合成できないアミノ酸があり、これが必須アミノ酸といいます。必須アミノ酸以外は別のアミノ酸から体内で作り出せるといっても、合成のプロセスは体に負担がかかりますし、必須アミノ酸はどれか一つでも不足すると他の必須アミノ酸の働きを低下させ、タンパク質の合成に悪影響を及ぼします。つまり必須である無しに関わらず、体に必要なアミノ酸をバランスよく含むものが必要なわけです。
タンパク質の過剰摂取、アミノ酸バランスの悪いタンパク質 は様々な形で体に負担がかかります。
脂肪や炭水化物はエネルギーとして使われた後は、水と二酸化炭素だけになりますが、タンパク質からはアンモニアが発生します。非常に毒性の強いアンモニアは、肝臓で毒性の低い尿素に変えられ、その後、腎臓で濾過され最終的に尿として排泄されます。
ですから、タンパク質の摂りすぎ(アミノ酸バランスが悪いもの同じ!)は、肝臓や腎臓に非常に負担がかかるのです。
※タンパク質を体内で利用するには必要な必須アミノ酸がバランスよく含まれている必要があり、どれか一つでも不足があれば、その不足したアミノ酸量に応じた量しか他のアミノ酸も利用できないため、余り全てが過剰となり、体に負担をかけ排泄しなければいけません。
またタンパク質の過剰摂取は、その代謝産物として尿酸や硫酸などの酸性物質が作り出され血液が酸性に傾きます。体はそれを中和するため、骨や歯からカルシウムを溶かし(脱灰)血液中に送り、酸/アルカリのバランスを調整しようとします。
また肉や加工食品にはミネラルのリンが多く含まれ、血液中もリンとカルシウムのバランスが崩れ、ここでもまた脱灰により血液中にカルシウムが供給され、リンとカルシウムのバランスを改善しようとします。
さらに血液中のカルシウム濃度が高まると、腎臓での再吸収能力が追いつかず、尿中へと排泄されてしまうため、骨のカルシウム損失が大きくなるほか、骨以外へのカルシウム沈着がはじまります。
これにより骨折や腰痛、関節炎、突然死・動脈硬化・高血圧など循環器系疾患、糖尿・前立腺肥大・子宮内膜症・生理不順などホルモン系疾患、てんかん・多動症・神経過敏・うつなど神経系疾患、過敏症、アレルギー・ガン・自己免疫疾患(免疫反応異常)など免疫系疾患、便秘・運動失調・筋肉の痙攣・肉離れ・視力低下など筋肉系疾患などが引き起こされるのです。
細胞内カルシウム過多に伴うさまざまな症状