名称
イランイラン
カテゴリー
フローラル系
説明
英語名 Ylang Ylang
学名 Cananga odorata
採油部分 花
抽出方法 水蒸気蒸留
科 バンレイシ科(Annonaceae)
別名 Unona odorantissium; Flower of flowers
主産国 南洋諸島、マダガスカル、インドネシア
香りの系統 フローラル系
甘くエキゾチックなフローラル調の香り
香りのノート ミドル〜ベース
特徴
「花の中の花」という意味をもつイランイランは、香水にも使われるオイルで、非常にエキゾチックでフローラルな香りがします。怒り、鬱、不安、パニック、恐怖感などのネガティブな気分を取り除き、気持ちを鎮め幸福感をもたらしてくれる香りなので、精神的に不安定な時や、ストレスを感じたとき、眠れない時などに使うと幸せな気分になるでしょう。
皮脂バランスを整える働きがあるので、オイリー肌にもドライ肌にも良く、血行の悪い肌、育毛にも適しています。またホルモンのバランスを正常にするので、催淫効果があり、冷感症、インポテンツなどにも良いとされています。
また高血圧、動悸息切れ、頻脈などにも効果があります。
さまざまな香りと相性が良く、媚薬的な香りがすることから、香水業界では、同じく熱帯の花で高価なジャスミンの代わりとして使われることが多いオイルで、「The Poor Man's Jasmine(貧乏人のジャスミン)」と呼ばれることもあります。イランイランにはいくつかグレードがありますが、蒸留過程の一番最初に抽出される「イランイラン・エクストラ」が香りとしてはもっとも良いとされ、香水に向いた香りで、少量しか採取できないために、もっとも高価です。
名称
オレンジ
カテゴリー
シトラス系
説明
英語名 Orange sweet
学名 Citrus sinesis
採油部分 果皮
抽出方法 圧搾
科 ミカン科(Rutaceae)
別名 C.Aurantium var. dulcis; C. Aurantium var. sinesis; China orange; Portugal orange
主産国 西インド、イスラエル、アメリカ合衆国
香りの系統 シトラス系
甘く爽やかなミカンの香り
香りのノート トップ
特徴
オレンジ・スィートは、オレンジ・ビターに比べて小ぶりの木で、果肉が甘く、薄皮も渋くないタイプのオレンジです。柑橘系特有の甘く爽やかな香りがするため、楽しい気分にさせてくれるオイルです。他の柑橘系同様、抗鬱作用があるので、気分が落ち込んだときなどに使うと、気分が楽しくなり元気が出てきます。

アストリンゼン効果があり、血行の良くない、老化した肌を改善させる働きがあります。

また健胃腸作用があるので、神経性の胃の不調などに特に良いでしょう。便秘や消化不良にも効果があります。

爽やかな香りで殺菌性やデオドラント効果があることから、部屋のフレッシュナーにも最適です。

血液の循環を良くして体をあたためることから、冬のバスオイルにも良く用いられます。悪寒を感じたり風邪を引きそうな気がしたときに使うバスオイルに最適です。
名称
クラリセージ
カテゴリー
ハーブ系
説明
名称 クラリセージ
英語名 Clary Sage
学名 Salvia sclarea
採油部分 葉、花
抽出方法 水蒸気蒸留
科 シソ科(Lamiaceae/Labiatae)
別名 Clary; Clary wort; Muscatel sage; Clear eye; See bright; Common clary; Clarry; Eye bright
主産国 フランス、モロッコ、ハンガリーなど
香りの系統 ハーブ系
ナッツと草が混じったような甘いハーブ調の香り
香りのノート ミドル
特徴
甘めで少しナッツっぽい草のような強い香りのするオイルです。非常に鎮静効果の高いオイルで、幸福感をもたらし、気持ちを安静にし落ち着かせてくれるので、緊張したりストレスを感じたときに特に役立ちます。不安感にさいなまされたり、落ち込んだ気分の時も心を和らげてくれます。

このオイルは中世以降、薬用として高く評価されており、神経だけでなく筋肉の緊張も和らげることで有名です。また副腎の働きを良くさせる働きがあるため、ほてりやのぼせなどの更年期障害の症状にもよく、特にPMS(月経前症候群)や生理痛などに効果があります。パニック症、神経疲労、産後の鬱状態の改善にも良いでしょう。

この筋肉の痙攣を和らげる効果のため、急な腹痛や、喘息の発作、偏頭痛などにも効果があります。

スキンケアには特にオイリー肌に適しており、オイリーヘアのケアにも良く使われます。脱毛やフケのトラブルに良いでしょう。

また、意外にも虫除けにも効果があり、化学的な殺虫剤がポピュラーになる前は、クラリセージとシダーウッド・ヴァージニアをブレンドしたものが蚊避けとしてよく使われていたそうです。
名称
グレープフルーツ
カテゴリー
シトラス系
説明
名称 グレープフルーツ
英語名 Grapefruit
学名 Citrus paradisi
採油部分 果皮
抽出方法 圧搾
科 ミカン科(Rutaceae)
別名 C.Racemosa; C.Maxima var. Racemose; Shaddock (oil)
主産国 イスラエル、ブラジル、アメリカ
香りの系統 シトラス系
甘酸っぱい柑橘系の香り
香りのノート トップ
特徴
食べるほうでお馴染みのグレープフルーツのオイルです。香りは甘酸っぱい柑橘系で、気持ちをリフレッシュし明るく元気づけてくれる「スピリット・リフト」の精油と言われています。他の柑橘系オイル同様、抗鬱作用があるので、気分が落ちこんだときや、ストレスを感じたときなどに良いでしょう。

オイリー肌、ニキビ肌、うっ血した肌のスキンケアに適しており、ナチュラルな化粧水やクリームに加えられることも多いです。また育毛を促進する作用もあるとされています。

体内の水分の滞留を解消し、デトックス効果もあるので、むくみやセリュライトにも良いでしょう。

グレープフルーツの香りには交感神経を活性化させる働きがあり、それが脂肪を分解して食欲を低下させるとして、ダイエットの精油として注目を集めています。
名称
コリアンダー
カテゴリー
スパイス系
説明
名称 コリアンダーシード
英語名 Coriander Seed
学名 Coriandum sativum
採油部分 種
抽出方法 水蒸気蒸留
科 セリ科(Apiaceae/Umbelliferae)
別名 Coriander; Chinese parsley
主産国 フランス、ロシア
香りの系統 スパイス系
甘いスパイス系のなかにほのかにムスクっぽさのある暖かい香り
香りのノート ミドル
特徴
スパイスとして有名なハーブで、甘いスパイス系の中にほのかにムスクっぽいトーンが残る暖かい香りです。消化を助け健胃作用があります。

このハーブの歴史は長く、古代エジプトにまで遡り、かの有名なツタンカーメン王のお墓の中からも見つかっています。媚薬効果もあり、古代エジプトの人たちは「幸福のスパイス」と呼んだといわれており、精神的疲労を和らげる働きがあり、イライラしたり、不安な心や疲れた心をリフレッシュし元気づける効果があります。

消化器系のトラブルや不快感はもちろん、体を温める作用があるので、筋肉痛、関節炎、リウマチなども良く、抗痙攣作用があるので、偏頭痛や疝痛などにも良いでしょう。

デオドラント効果があるのでルームスプレーとして使うのにも適しています。
名称
サイプレス
カテゴリー
森林系
説明
名称 サイプレス(シプレス)
英語名 Cypress
学名 Cupressus sempervirens
採油部分 葉
抽出方法 水蒸気蒸留
科 ヒノキ科(Cupressaceae)
別名 Italian cypress; Mediterranean cypress
主産国 フランス、モロッコなど
香りの系統 森林系
針葉樹の葉特有のスパイシーな香り
香りのノート ミドル
特徴
サイプレスは日本人にも馴染みの深いヒノキ類の一種です。その針葉樹独特のすがすがしい森林の香りは、心の浄化作用があり、気持ちをスッキリとリフレッシュさせてくれます。イライラしたり、怒りっぽくなった時に最適なオイルです。昔からお香にも使われてきた香りで、現在でもチベットではお清めとして使われています。

アストリンゼン効果があるのでオイリー肌に適しており、スキンケア商品などに使われることも多いオイルです。

体液の循環を良くするので、デトックス効果があり、セリュライトや静脈瘤に適しています(静脈瘤を直接マッサージしないこと。必ず心臓に近い部分をマッサージしてください)。血行不良からくる筋肉の硬直も和らげ、リウマチにも良いとされています。

ホルモンのバランスをとる効果があるので、生理痛、PMS(月経前緊張症候群)、更年期障害などにも良いでしょう。

非常に抗痙攣効果が高く、ぜんそく、気管支炎、百日咳などにも効果があります。

爽やかな香りなのでルームスプレーにしたり、足などの過度な汗を抑える作用があるので、フットスプレーとして使うと便利です。
名称
サンダルウッド
カテゴリー
樹木系
説明
名称 サンダルウッド(白檀)
英語名 Sandalwood
学名 Santalum album
採油部分 木
抽出方法 水蒸気蒸留
科 ビャクダン科(Santalaceae)
別名 White sandalwood; Yellow sandalwood; East indian sandalwood; Sandalwood mysore; Sanders-wood; Santal
主産国 インド
香りの系統 樹木系
お香のようなウッディで暖かい香り
香りのノート ベース
特徴
日本では白檀(びゃくだん)の名前で親しまれている濃厚でウッディな暖かい香りのするオイルです。サンダルウッドは、少なくとも4000年前から現在に至るまで、香料として常に使われていた歴史のある木で、気持ちを鎮静化させ心のバランスをとることから、特に瞑想用のお香として良く使われています。

常に追い立てられている気分でストレスを感じているとき、この香りをかぐと、気分が落ち着き、心の底からゆったりと満足感が湧いてきます。
オリエンタルでまったりと濃い香りなので、香りの定着剤としても優れており、香水に良く使われているオイルです。

スキンケアにも非常に適したオイルで、オイリー肌から乾燥肌まであらゆる肌質に使うことができ、老化肌のケア、ひびわれ等の肌トラブル、妊娠線などの瘢痕を薄くしたり、日焼けなニキビのケア、髭剃り後のケアなど、あらゆる場面で活用できます。

咳、喉の痛み、気管支炎、喉頭炎のほか、腰痛、心循環器疾患にも効果があるとされています。
名称
シダーウッド(バージニア)
カテゴリー
樹木系
説明
名称 シダーウッド・ヴァージニア
英語名 Cedarwood Virginia
学名 Juniperus virginiana
採油部分 木
抽出方法 水蒸気蒸留
科 ヒノキ科(Cupressaceae)
別名 Red cedar; Eastern red cedar; Southern red cedar; Bedford cedarwood (oil)
主産国 北米(ロッキー山脈の東部)
香りの系統 樹木系
赤杉のウッディで甘い香り
香りのノート ベース
特徴
常緑樹の赤杉の木の部分から採取される甘くウッディな香りのするオイルです。

シダーウッド・アトラスやシダーウッド・ヒマラヤ同様、樹木の香りをかぐことによって、自信がでてきて安定したどっしりとした気分にさせてくれますが、どちらかというと、このシダーウッドは除虫効果のほうが有名で、シトロネラと並んで市販の除虫剤としてよく用いられています。昔からその除虫効果は有名で、歴史的に建築材や収納箱を作るのに用いられてきました。また化学除虫剤がなかった昔は、このシダーウッド・ヴァージニアとクラリセージをブレンドしたものが蚊避けとしてポピュラーだったそうです。

赤杉は今でもアメリカではキャビネットやフェンスを作るのに欠かせない木ですが、昔からアメリカン・インディアンたちは、この木を呼吸器系の炎症を鎮めるのに使っていたそうです。

スキンケアでは、アストリンゼン効果があるのでオイリー肌向きで、殺菌効果が高いためにニキビ肌に適しています。抗脂漏性があるので、オイリーな頭皮のケアにも適しており、脱毛やフケなどに効果があります。

石鹸や男性用コロンの香りづけや、ルームスプレーにも良く使われています。
名称
シトロネラ
カテゴリー
シトラス系
説明
名称 シトロネラ
英語名 Citronella
学名 Cymbopogon winterianus
採油部分 葉
抽出方法 水蒸気蒸留
科 イネ科(Poaceae/Gramineae)
別名 Sri Lanka citronella; Lenabatu citronella
主産国 スリランカ、ジャワ、ビルマ、南米など
香りの系統 シトラス系
濃いめのシトラス系の香り
香りのノート トップ
特徴
イネ科の植物の葉から採れるにもかかわらず、シトラス系の香りのするオイルです。同じイネ科の植物でシトラス系の香りのするオイルにレモングラスがありますが、シトロネラはレモングラスに比べて軽めで、メリッサ(レモンバーム)にも少し似ています。レモン系のフレッシュな香りは気分をリフレッシュしてくれます。ストレスで気持ちが疲れてしまったような時に使うと良いでしょう。

デオドラント効果や汗を抑える効果があり、オイリー肌に適しています。

また、シトロネラはアロマテラピーだけではなく虫除け(特に蚊)として有名なオイルで、シトロネラ・キャンドルをはじめ、市販の虫除け製品にも多く使われています。化学除虫剤(DDT)が発明される前は、世界中で主要な虫除け剤として使われていました(最近また化学薬品よりも自然な虫除け剤を好む傾向が強まってきたためにシトロネラが虫除けとして配合される割合が高くなってきているそうです)。同じく虫除け効果の高いシダーウッド・ヴァージニアと合わせれば、除虫効果が広まるだけでなく、香りに温かみも加わります。

また猫の嫌がる香りなので、野良猫の通る道に撒いておくという使い方もあります。また、レモンよりも安価なため、市販の洗剤などにも良く使われています。

また風邪や感染症にも効果があり、精神と体の両方を浄化する作用があるとされています。消化器系の症状や生理痛にも効果があり、中国ではリウマチの治療薬に用いられています。
名称
シナモンリーフ
カテゴリー
スパイス系
説明
名称 シナモンリーフ(肉桂、ニッキ)
英語名 Cinnamon Leaf
学名 Cinnamomum verum
採油部分 葉
抽出方法 水蒸気蒸留
科 クスノキ科(Laureceae)
別名 C. Verum; Laurus cinnamomum; Ceylon cinnamon; Seychelles cinnamon; Madagascar cinnamon; True cinnamon
主産国 スリランカなど
香りの系統 スパイス系
甘くスパイシーな暖かい香り
香りのノート ミドル
特徴
お菓子に使われるシナモンでお馴染みの、甘くスパイシーな香りのするオイルです。日本名は「肉桂」でニッキと呼ばれており、中国では紀元前2700年から記録が残っている歴史の古いハーブです。スパイスとして使われるシナモンは樹皮から採れるものが多いですが、樹皮からとれるオイルは刺激が強いのでアロマセラピーには、葉から採れた「シナモンリーフ」を使います。

このオイルには緊張をほぐして神経を落ち着かせ、気持ちを元気づけてくれる効果があります。気持ちが不安定になったり、不安から恨みがましい気持ちになったとき、疲労感から無気力になった時などに助けになるでしょう。

香水のブレンドに少量つかうと、オリエンタル風の香りになります。

また下痢や腹痛などの消化器系の不調、生理痛、リウマチなどにも効果があります。このオイルでマッサージすると肌を暖め、発汗を促すので、血行不良やリウマチなどにも良いでしょう。古代エジプト人たちは、シナモンリーフを足のマッサージに使ったと言われています。

シナモンはクリスマスの香りとして有名で、寒い時期に気持ちを暖めてくれる香りとされています。
名称
ジャスミン
カテゴリー
フローラル系
説明
名称 ジャスミン
英語名 Jasmine grandiflorum
学名 Jasminum grandiflorum
採油部分 花
抽出方法 溶剤抽出
科 モクセイ科(Oleaceae)
別名 Jasmin; Jessamine; Common jasmine; Poet's jassamine
主産国 モロッコ、フランス、インド、エジプトなど
香りの系統 フローラル系
エキゾチックでゴージャスな花の香り
香りのノート ミドル
特徴
ジャスミンは、エキゾチックでゴージャスな香りのするオイルで、気持ちをリラックスし、陶酔感・幸福感をもたらしてくれるオイルです。気持ちが落ち込んだときなどにホッと明るい気持ちにしてくれるでしょう。そのフローラルでリッチな強い香りは「香りの王様」とも呼ばれており、媚薬として用いられることもあります。

ジャスミンオイルには、このグランディフローラムと、サンバック(Jasmine sanbac)の2種類が有名ですが、このグランディフローラムは夜明けに花を開くタイプのジャスミンで(サンバックは夕方に花が開きます)、サンバックに比べて香りが柔らかく香水によく使われる種です。

8000個もの花を、注意深く手摘みして、やっと1グラム(1ml)の精油が採れることから、非常に高価なオイルとなっています。

ホルモンのバランスを良くする働きがあるので、西洋では昔から「子宮を暖める(Warm the womb)」と言われており、出産を容易にしたり生理痛を和らげる働きもあります。

喉の痛みなどの呼吸器系の疾患にも効果があり、抗痙攣作用があるので、筋肉の硬直や捻挫にも良いでしょう。

オイリー肌、乾燥肌、老化肌など、あらゆるタイプのスキンケアに適しています。
名称
ジュニパーベリー
カテゴリー
森林系
説明
名称 ジュニパーベリー
英語名 Juniper Berry
学名 Juniperus communis
採油部分 実
抽出方法 水蒸気蒸留
科 ヒノキ科(Cupressaceae)
別名 Common juniper
主産国 イタリア、ユーゴスラビア
香りの系統 森林系
針葉樹独特のピリッとした香り
香りのノート ミドル
特徴
ジュニパーはヒノキ科の木で、その実から採れたこのジュニパーベリー・オイルは松ヤニにも似たピリッとした鋭い香りがします。実は一年に一度、収穫され、蒸留されるまで地面の上で乾燥させられるそうです。

爽やかでピリッとした刺激のあるこの香りは、精神的疲労、不安、不眠などの症状を和らげ、守られているような安定した気持ちにさせてくれます。何もやる気がおきないようなとき、気持ちを高め明敏にさせてくれます。瞑想時に使うのも良いでしょう。

このオイルは利尿・解毒作用があるので、デトックス・ブレンドとして使うのに最適のオイルです。リウマチ、静脈瘤、浮腫、セリュライトなどに効果があり、体の老廃物を出す助けになるオイルなので、マッサージやバスオイルに使うのも良いでしょう。

またアストリンゼン効果があるため、オイリー肌やたるんだ肌のスキンケアに適しており、ニキビ、湿疹をはじめ、脂性の頭皮ケア、脱毛・フケなどにも良いでしょう。昔からインドでは、関節炎の痛みを和らげる薬として、また脱毛予防として頭皮ケアに使われてきたそうです。
名称
ジンジャー
カテゴリー
スパイス系
説明
名称 ジンジャー(生姜)
英語名 Ginger
学名 Zingiber officinalis
採油部分 根
抽出方法 水蒸気蒸留
科 ショウガ科(Zingiberaceae)
別名 Common ginger; Jamaica ginger
主産国 インド、中国
香りの系統 スパイス系
ウッディでスパイシーな生姜の香り
香りのノート ミドル〜ベース
特徴
料理でお馴染みのショウガ(生姜)のオイルです。精油の香りは生のショウガとは印象が違い、ドライな感じがし、どちらかというと市販の粉末生姜にも似た香りがします。ジンジャーオイルは一般に食品や飲料の香りづけとして良く使われていますがその薬用としての歴史は長く、昔のギリシャ、ローマ、アラブの文学にも登場しています。

頭をスッキリとさせる働きがあり、記憶力を高めてくれます。また、疲れきって孤独感や虚無感を感じた時などに、自信を回復させてくれるオイルでもあります。

血液の循環を良くするので、筋肉マッサージなどに特によく、筋肉痛、関節炎、リューマチ、冷え性などにも効果を発揮します。セリュライト、静脈瘤にも良いでしょう。また冬にはオレンジと混ぜてバスオイルにすると身体があたたまります。

また消化を助ける働きがあるので、食欲が出ないとき、腹痛、下痢をはじめ、腹部の不快感、吐き気、乗り物酔い、二日酔い、悪阻を和らげる効果があります。
名称
ゼラニウム
カテゴリー
フローラル系
説明
名称 ゼラニウム
英語名 Geranium
学名 Pelargonium graveolens
採油部分 葉
抽出方法 水蒸気蒸留
科 フウロソウ科(Geraniaceae)
別名 Rose geranium; Pelargonium
主産国 フランス、モロッコ、エジプト、中国など
香りの系統 フローラル系
ローズを思わせる甘さとスパイシーさが入り混じった香り
香りのノート ミドル
特徴
観賞植物として有名なゼラニウムですが、古代から多目的に使える薬用ハーブとしての長い歴史があります。少しローズを思わせるような甘さと、スパイシーさが入り混じったような香りで、精神と身体のバランスをとってくれるので、ストレスがたまったときや鬱になったとき、気分を明るくして、やる気を取り戻させてくれます。ストレスで眠れないような時にも良いでしょう。

香りが良く、アストリンゼン効果や皮脂のバランスをとる効果があるので、オイリー肌から乾燥肌、老化肌まで、肌質を問わずスキンケアに良く使われます。日焼け、肌のたるみ、つやのない肌のケアから、火傷などの軽い皮膚トラブルや湿疹まで他にも幅広く使えます。

血液の循環をよくするので、マッサージでセリュライトやむくみをとったり神経痛を和らげるのにも良いでしょう。

PMS(月経前緊張症候群)や更年期障害にも効果があります。

ゼラニウムはもともと南アフリカ、エジプト、マダガスカルあたりの植物でしたが、17世紀ごろにヨーロッパに伝わりました。今では700種類以上の種があり、産地によって微妙に香りも違ってきます。特に、ローズ様の香りが強いゼラニウムはローズ・ゼラニウムと呼ばれ、通常のゼラニウムとは別にされることが多いです。
名称
ティートゥリー
カテゴリー
薬草/カンファー系
説明
名称 ティーツリー
英語名 Tea tree
学名 Melaleuca alternifolia
採油部分 葉
抽出方法 水蒸気蒸留
科 フトモモ科(Myrtaceae)
別名 Narrow-leaved paperbark tea tree; Ti-tree; Ti-trol; Melasol
主産国 オーストラリア
香りの系統 薬草/カンファー系
スパイシーな少し薬っぽい香り
香りのノート トップ
特徴
ティーツリーはユーカリも似た植物で、スパイシーで少し薬っぽい香りのするオイルです。気持ちを落ち着けて、沈んだ気持ちから開放させてくれる働きがあり、頭をスッキリとさせ、記憶力や集中力を高めます。

オーストラリアの原住民たちに万能薬として利用されてきたティーツリーは、非常に抗ウィルス・抗菌作用が高く、免疫系統を強化するオイルとして有名で、インフルエンザや水痘、ヘルペス、カンジタなどのウィルス性の感染症をはじめとして、呼吸器系、耳鼻科系の感染症にも効果を発揮します。風邪の時に部屋に拡散させたり、マウスウォッシュ、抗菌スプレーなどにも良いでしょう。また洗濯物の仕上げに入れたり、リネンスプレーとして使ったりなど、使い方はさまざまです。

免疫系統を刺激する働きがあるので、バクテリア、真菌、ウィルスなど、さまざまなタイプの感染症にかかりにくくする働きがあるため、風邪の季節に部屋にくゆらせたり、ルームスプレーとして使えば、風邪の予防になるでしょう。

まティーツリーはユーカリに並んで花粉症に効果があると言われているので、特に花粉の飛ぶ季節に良いでしょう。おむつかぶれ、ニキビ、虫刺され、火傷、タコや魚の目、水虫などの肌トラブルにも効果があり、薬代わりに使えます。

スキンケアには、にきび肌やなどのオイリースキン、シミや日焼けした肌に適しています。フケ性の頭皮ケアにも良いでしょう。

このオイルの抗菌・殺菌作用は非常に高く、第二次世界大戦中は外地での傷や感染症を治すために、兵士たちの救急セットの中には必ず入っているオイルだったため、需要が非常に高く、その頃にティーツリーの栽培を行っていたしている人たちは、十分なティーツリーオイルのストックが生産できるまでは兵役を免除されていたほどだったそうです。

現地オーストラリアでは「Ti-tree」とも呼ばれており、現在はプランテーションで大規模に栽培が行われています。非常に強健な木で、伐採してもわずか2年で元の状態に戻るそうです。
名称
ネロリ
カテゴリー
フローラル系
説明
名称 ネロリ/オレンジブラッサム
英語名 Neroli
学名 Citrus aurantium
採油部分 花
抽出方法 水蒸気蒸留
科 ミカン科(Rutaceae)
別名 Orange Blossom; C.Vulgaris; C.Bigaradia; Orange Flower; Neroli bigarade
主産国 フランス、イタリア
香りの系統 フローラル系
フローラル調のオレンジっぽい香り
香りのノート ミドル
特徴
オレンジの花から採れる、甘くフローラル、かつシトラス調の優美な香りを持つオイルです。

エキゾチックで優美な香りには、不安、鬱状態、悲しみ、絶望などの感情を和らげ、元気付けてくれる働きがあり、神経の緊張を解いてくれるので、ストレスでイライラしているときや、人前であがりそうなとき、また更年期障害などでイライラしている時にも、効果を発揮してくれるオイルです。

催眠効果があるので、イライラして眠れないようなときや、不眠症の人に適したオイルで、穏やかで幸福感に包まれて安眠することができます。

体の循環を良くするので、血行不良や動悸などにも効果があります。また、慢性の下痢、腹痛、神経性消化不良にも良いとされています。

ネロリはまた、スキンケアに最適のオイルで、あらゆる肌タイプに適していますが、細胞再生作用があるので、老化した肌の弾力を回復させ、シミやシワ、瘢痕、妊娠線を消す効果があります。また皮脂バランスをとる働きがあり、毛穴を引き締める効果もあります。人

またネロリは高価な香水によく使われており、ローズ、ジャスミンとブレンドすれば最高に贅沢な香りになります。

「ネロリ」の名前はイタリアのネロラ(Nerola)王妃である Anna Maria de la Tremoille がこの香水をつけていたことから名づけられました。

ネロリが採れる同じ種類の木の葉枝から抽出されるオイルがペティグレンで、フルーツからオレンジ・ビターが採油されます。また蒸留過程で得られる水分も{ネロリウォーター}としてスキンケアなどに用いられます。
名称
パイン
カテゴリー
森林系
説明
名称 パイン、スコッチ
英語名 Scotch Pine
学名 Pinus sylvestris
採油部分 葉、小枝
抽出方法 水蒸気蒸留
科 マツ科(Pinaceae)
別名 Forest pine; Scots pine; Norway pine; Pine needle
主産国 北欧、アジア
香りの系統 森林系
すがすがしい松林の香り
香りのノート ミドル
特徴
すがすがしい松(パイン)のオイルです。森林を思わせる香りは、疲れた気分をリフレッシュするのに最適です。落ち込んだときや、疲れたとき、自分に自信を失ったときなどに、気持ちをよみがえらせてくれるでしょう。

パインには強力な殺菌作用、抗ウィルス性があり、インフルエンザ、気管支炎などの感染症、鼻づまり、喘息などの呼吸器系疾患に特に効果を発揮します。風邪を引いたときにお湯にたらして蒸気を吸い込んだり、風邪の季節に予防として部屋にくゆらせておくのも良いでしょう。

またデオドラント効果、ノミ除け効果もあるので、ルームスプレーとしても最適です。アメリカン・インディアンたちは、ノミやシラミなどが付かないよう、この葉をマットレスの中に入れて虫除けにしていたそうです。

血流を良くする働きがあるので、筋肉痛、リウマチ、関節炎、神経痛などにも良く、デトックス効果により水貯留やセリュライトなどを防ぎます。また消炎作用により、皮膚炎などを鎮めます。
名称
パルマローザ
カテゴリー
フローラル系
説明
名称 パルマローザ
英語名 Palmarosa
学名 Cymbopogon martini
採油部分 葉
抽出方法 水蒸気蒸留
科 イネ科(Poaceae/Gramineae)
別名 Andropogon martinii; A.Martinii var. motia; East indian geranium; Turkish geranium; Indian rosha; Motia
主産国 インド
香りの系統 フローラル系
フローラルな甘い香り
香りのノート ミドル
特徴
パルマローザはその名前のとおり、どことなくローズがかったフローラルな甘い香りのするオイルです。

インディアン・ゼラニウムとも呼ばれることのあるこの精油は、石鹸や化粧品、香水などによく使われる香りで、高価なローズ系統のオイルとブレンドして使われることの多いオイルです。

気分を明るくしてくれる香りなので、肉体的にも精神的に疲れきってしまった時などに良いでしょう。神経の緊張をといて、ストレスから開放してくれます。

細胞再生化作用やモイスチャー効果、皮脂を調整する作用があり、あらゆる肌質に合うので、スキンケアに非常に適したオイルで、香りも良いことから、基礎化粧品などにも良く使われています。シワなどのトリートメントやつやのない老化肌のケアに良いでしょう。

特にその細胞再生効果から、瘢痕を薄くしたり、皮膚炎にも効果があります。

また、フケ症や脱毛症にも適した精油です。

軽い皮膚感染症にも効果があるので、水虫にも良いでしょう。
またこの精油は抗菌作用があるので、香りも良いことから、風邪の時期に部屋にくゆらせたりルームスプレーにすれば、風邪の予防にもなります。

消化器系に働きかけ、消化不良、腸内感染症をはじめ、拒食症などにも良いとされています。
名称
ヒノキ
カテゴリー
樹木系
説明
名称 ヒノキ
英語名 Hinoki cypress
学名 Chamaecyparis obtusa
採油部分 心材と枝葉
抽出方法 乾留
科 ヒノキ科(Cupressaceae)
主産国 日本
香りの系統 樹木系
スパイシーですっきりとした香り
香りのノートベース
特徴
日本人にはなじみ深い、ヒノキの精油です。さわやかな木の香りが気持ちをゆったりとリラックスさせて、リフレッシュしてくれるほか、古くから強い防虫効果が知られています。
男性やお年寄りにも抵抗なく受け入れられる香りです。
肌の活性化を促すといわれて注目を集めるヒノキチオールという成分は、台湾産のタイワンヒノキや青森ヒパには含まれていますが、日本産のヒノキには含まれていないので、この作用を期待して精油を選ぶ場合は、注意が必要です。
日本では古くから寺社の建材に用いられてきました。現存する世界最古の木造建築である法隆寺にも、ヒノキがもっとも多く使われています。
現在では高級建材のイメージが強く、ヒノキ風呂といえば贅沢なお風呂の代名詞です。
リラックス作用が強く、安眠を誘い、いびきを抑えるともいわれています。''
名称
フェンネル
カテゴリー
スパイス系
説明
名称 フェンネル、スィート
英語名 Fennel sweet
学名 Foeniculum vulgare
採油部分 種子
抽出方法 水蒸気蒸留
科 セリ科(Apiaceae/Umbelliferae)
別名 F.officinale; F.capillaceum; Anethum foeniculum; Fenkel
主産国 ハンガリー、ブルガリア、フランス、イタリア、ギリシャなど
香りの系統 スパイス系
アニスにも似た甘くスパイシーな香り
香りのノート トップ〜ミドル
特徴
フェンネルは、和名で「茴香(ウイキョウ)」とも呼ばれ、カレーの香料などにも使われるお馴染みのハーブです。

フェンネルの種から採れるこの精油は、アニスにも似た、リコリス(甘草)のような甘くスパイシーな香りがし、古代から薬用ハーブとして有名で、元気をつけ長寿をもたらすとともに、厄除け、視力の回復、解毒に使われてきました。落ち込んだときや疲れたときに気持ちをスッキリとさせる働きがあります。

肝臓をはじめ内臓の働きを良くするので、消化不良、腹痛、吐き気、便秘などに効果があります。

アニス同様、エストロゲン様の働きがあり、それによって母乳の出を良くなり、食欲もセーブされると言われています。更年期障害にも良いでしょう。

血液の循環を助ける働きがあるので、セリュライトにも効果があり、うっ血した肌のケアにも適しています。
名称
プチグレン
カテゴリー
フローラル系
説明
名称 ペティグレン/プチグレン
英語名 Petitgrain
学名 Citrus bigarde
採油部分 葉、小枝
抽出方法 水蒸気蒸留
科 ミカン科(Rutaceae)
別名 C. Bigaradia; Petitgrain bigarade; Petitgrain paraguay
主産国 フランス、イタリア、スペイン、パラグアイ
香りの系統 フローラル系
フローラル、シトラス、ハーブが混じりあったような香り
香りのノート トップ
特徴
ネロリやオレンジ・ビターと同じ種類のオレンジの葉から採れるオイルです。フローラル、シトラス調に、ウッディ、ハーブ調が少しずつ混ざり合ったような、フレッシュな香りがします。

コロンやお菓子の香り付けに良く使われてる香りで、リラックス効果が非常に高く、落ち込んだときやパニックになったとき、気持ちを落ち着かせ、明るい気分にしてくれる働きがあります。不安感やストレスを取り払ってくれるので、不眠症や鬱っぽくなった時に良いでしょう。怒りやストレスで心が疲れてしまった時に有用なオイルです。

スキンケアにも適しており、特にオイリー肌やニキビ肌のケアに使われます。

デオドラント作用があり、心も体もリフレッシュさせてくれるので、ルームスプレーにも酔いでしょう。

ペティグレンと同じ種類の木に咲く花から抽出されるオイルがネロリで、フルーツから抽出されるオイルがオレンジ・ビターです。
名称
フランキンセンス
カテゴリー
樹脂系
説明
名称 フランキンセンス(乳香)
英語名 Frankincense
学名 Boswellia carteri
採油部分 樹脂
抽出方法 水蒸気蒸留
科 カンラン科(Burserceae)
別名 Olibanum; Gum thus
主産国 南アラビア(オマーンなど)、東アフリカ(ソマリアなど)、インドなど
香りの系統 樹脂系
シトラスとウッディが混ざり合ったような不思議な香り
香りのノート ベース
特徴
乳香、オリバナム(Olibanum)も呼ばれ、ウッディーな香りと甘いシトラスの香りが混ざり合ったような不思議な香りのするオイルです。呼吸を緩めリラックスする効果があり、精神を落ち着けるので、昔から瞑想や直観力を高める目的で教会やお寺のお香に使われてきました。このオイルは無意識下にあるストレスを開放するといわれています。

細胞成長効果があるので、スキンケアに非常に適したオイルで、古代エジプトの時代に若返りのフェイスマスクや化粧品に使われてきたそうです。特に老化肌を若返らせるオイルとして有名で、乾燥肌、やシワなどの非常に適しています。ニキビや治りにくい傷跡などの肌トラブルにも効果的です。
呼吸を緩める作用から、咳や気管支炎、喘息などにも適しています。
名称
ペパーミント
カテゴリー
ミント系
説明
名称 ペパーミント
英語名 Peppermint
学名 Mentha piperita
採油部分 葉
抽出方法 水蒸気蒸留
科 シソ科(Lamiaceae/Labiatae)
別名 Brandy mint; Balm mint
主産国 アメリカ、イギリス、フランス
香りの系統 ミント系
メントールの鋭く涼しい香り
香りのノート トップ
特徴
ガムやマウスウォッシュなどでおなじみのメントールの鋭く涼しい香りのオイルで、怒りやヒステリーを鎮め、気持ちをリフレッシュさせる働きがあります。頭痛のとき、疲れたとき、乗り物酔いなどのときに匂いをかぐとスッキリします。

急性の消化器系統の症状を改善するので、吐き気、下痢、消化不良、腸過敏症などに効果を発揮します。またバクテリアやウィルスを殺す働きもあるので、部屋のフレッシュナーにも良いでしょう。

刺激の強いオイルなので、くれぐれも使用量には気をつけてください。
名称
ベルガモット
カテゴリー
シトラス系
説明
名称 ベルガモット
英語名 Bergamot
学名 Citrus bergamia
採油部分 果皮
抽出方法 圧搾
科 ミカン科(Rutaceae)
別名 Citrus aurantium subsp. bergamia
主産国 イタリア
香りの系統 シトラス系
シトラス系特有の爽やかさの中に少し渋みの入ったフルーティーな香り。
香りのノート トップ
特徴
紅茶のアールグレイの香りやお菓子のフレーバーとしてお馴染みの、柑橘系のオイルです。

シトラスとフルーティさの中に渋みが交じり合った温かみのある爽やかなオイルで、オーデコロンや香水の調合に欠かせない香りとなっています。

柑橘系の香りに共通した、気持ちをリフレッシュする作用と、リラックス作用を併せ持っており、鬱や不安、不眠、強迫観念、節食障害などに幅広く効果があります。自信を無くしたときや引っ込み思案になった時に自信をつけ気分を明るくする手助けをしてくれるオイルです。

禁煙しているときのイライラにも効果があると言われています。

口内炎・喉の痛み・肌の炎症をなど押さえる働きや、ウィルスを殺す働きがあるので、虫さされのケアや、インフルエンザ、ヘルペス、帯状疱疹などにも効果があると言われています。

気持ちを明るくしてくれると共に、リフレッシュできる爽やかな香りなので、ルームスプレーにして香りを楽しんだり、バスオイルに入れるのも良いでしょう。

スキンケアとしては、オイリー肌やシミのある肌に適しています。

ベルガモットには本来フロクマリン類のベルガプテンという成分が含まれており、これには光感作用があるため、使用した後に太陽光にあたると肌に炎症やシミを起こす恐れがあります。このフロクマリン類を除去したベルガモットがFCF(Furocoumarine Free)またはベルガプテン・フリー(Bergapten Free)と呼ばれるもので、当店の精油もこのFCFタイプです。マッサージや化粧水など肌に直接つける使い方をする場合はFCFタイプを使った方が安心です。
名称
マジョラム
カテゴリー
ハーブ系
説明
名称 マジョラム、スィート
英語名 Marjoram sweet
学名 Origanum marjorana
採油部分 花のついた先端部
抽出方法 水蒸気蒸留
科 シソ科(Lamiaceae/Labiatae)
別名 Marjorana hortensis; Knotted marjoram
主産国 フランス・エジプト
香りの系統 ハーブ系
ウッディでスパイシーな暖かい香り
香りのノート ミドル
特徴
ウッディでスパイシーな暖かい香りのするオイルで、古代ギリシア人に愛用されてきました。オリエンタル系の香水や、石鹸などの香り付けに良く使われています。

心を温め、気持ちを落ち着かせてくれる作用があるので、不安感、緊張、ストレスなどを和らげ、気持ちを強くさせてくれます。眠れない時に使うと安眠を誘います。

身体を温める効果があり、筋肉痛に特にその効果が発揮されます。肌のたるみを引き締める効果もあります。スポーツ後のマッサージに最適で、腹部不快感のある時や、生理痛があるときに腹部マッサージをしたり圧迫して使うのも良いでしょう。

血液の流れを良くするので、リウマチをはじめ、偏頭痛などにも効果的です。

身体を温める作用があるので、風邪をひきかけたような時に、マッサージで体を温めたり、ラベンダーと一緒にバスオイルなどに入れるとリラックスできます。
名称
マンダリン
カテゴリー
シトラス系
説明
名称 マンダリン
英語名 Mandarin
学名 Citrus nobilis
採油部分 果皮
抽出方法 圧搾
科 ミカン科(Rutaceae)
別名 C. reticulata; C. madurensis; C.unshu; C.deliciosa; European mandarin; True mandarin
主産国 イタリアなど
香りの系統 シトラス系
甘く爽やかなミカンの香り
香りのノート トップ
特徴
日本人にはおなじみのミカンのオイルで、オレンジ・スィートやタンジェリンに似た甘酸っぱい柑橘系の香りがします。特にマンダリンとタンジェリンは同属のため特性もほぼ同じです。化粧品、石鹸、コロンなどの香りとして良く使われています。

消化を助ける働きがあるので、伝統的に胃腸系統のトラブルに使われてきました。

このオイルはインナーチャイルド的な問題を癒すのに良いといわれており、過去の経験からくる強迫観念やトラウマ、不安症などを癒してくれます。

他の柑橘系オイル同様、気持ちを落ち着けて元気な気分にさせてくれるので、精神的に緊張したりストレスを感じたとき、不眠症などに良いでしょう。

また子供の情緒不安定やかんのむしなどにも良いと言われています。

収斂効果があるので、オイリー肌のケアやく、ニキビ、張りやつやのない肌のケア、瘢痕、妊娠線、セリュライトの解消などにも適しています。
名称
ミルラ
カテゴリー
樹脂系
説明
名称 ミルラ(没薬)
英語名 Myrrh
学名 Commiphora myrrha
採油部分 樹脂
抽出方法 水蒸気蒸留
科 カンラン科(Burserceae)
別名 Balsamodendrom myrrha; Gum myrrh; Common myrrh; Hirabol myrrh; Myrrha
主産国 北東アフリカ、南西アジア、紅海周辺など
香りの系統 樹脂系
スモーキーな薬っぽい独特の香り
香りのノート ベース
特徴
スモーキーで独特な香りのするオイルです。

没薬(もつやく)とも呼ばれ、フランキンセンス(乳香)とともに、精神をを高めるとして古代から香水やお香にに使われてきたオイルです。お香などに良く使われており瞑想にも適しています。

ミルラの香りは、気持ちが落ち込んだり、やる気の起きないときなどに、元気を与えてくれるると言われています

殺菌、消毒作用があるので、皮膚トラブルに良く、特にニキビ、湿疹、水虫などに効果があります。クリームなどに混ぜれば、乾燥からくるヒビやあかぎれの防止にもなるでしょう。古代ギリシアや中国では、傷を癒す薬として用いられてきた歴史があります。

また、口臭予防にも良く、歯槽膿漏や歯肉炎などの症状を和らげるため、歯磨きなどにも良く使われています。精製水で1%程度に薄めてマウススプレーにするのも良い方法です。
名称
ユーカリプタス
カテゴリー
薬草/カンファー系
説明
名称 ユーカリ・グロブルス
英語名 Eucalyptus
学名 Eucalyptus globulus
採油部分 葉
抽出方法 水蒸気蒸留
科 フトモモ科(Myrtaceae)
別名 "Gum tree, Southern blue gum, Tasmanian blue gum, Fever tree, Stringy bark"
主産国 オーストラリア、中国など
香りの系統 薬草/カンファー系
カンファーに似た鋭いシャープな香り
香りのノート トップ
特徴
コアラが食べることでお馴染みのユーカリですが、オーストラリアでは昔から家庭薬として使われている植物です。どことなくカンファーに似た鋭いシャープな香りで、頭をすっきりとさせ集中力を高めてくれます。また、心を落ち着けて気持ちを安定させる働きもあります。

オーストラリアの原住民が民間薬として長い間使ってきたことで歴史のあるこのオイルは殺菌力・抗ウィルス力が非常に強いので、風邪をひいたときに特に良く、喉の痛みや鼻づまりには特に効果があります。また、ニキビ、腫れ物、火傷、虫刺され、白癬などの肌トラブルにも良いでしょう。筋肉痛や関節痛を和らげる効果もあります。

またユーカリで忘れてならないのが、花粉症に対する効果です。ユーカリはティーツリーと並んで花粉症に効果があると言われており、花粉の季節に部屋にくゆらせたり、スプレーにしたり、あるいはハンカチやマスクに数滴垂らすという使い方が効果的です。

またノミやダニ除けに効果があることが知られており、ペットのノミ除けやカーペットの掃除などにも使える便利な精油です。

ユーカリには多くの種類がありますが、一般的に精油でユーカリと呼ばれているものは、このグロブルス種です。 他に有名なものとして、グルプルスに比べて刺激の少ないユーカリ・ラディアータや、レモン調の香りのするユーカリ・レモンなどがあります。
名称
ライム
カテゴリー
シトラス系
説明
名称 ライム
英語名 Lime
学名 Citrus aurantifolia
採油部分 果皮
抽出方法 圧搾
科 ミカン科(Rutaceae)
別名 C.medica var.acida; C.latifolia; Mexican lime; West indian lime; Sour lime
主産国 西インド諸島、イタリア
香りの系統 シトラス系
甘酸っぱく苦味がかった柑橘系の香り
香りのノート トップ
特徴
ドリンク類のフレーバーでお馴染みのライムのオイルです。甘い中にも渋さと鋭さが混じったようなフレッシュな柑橘系の爽やかな香りで、レモンに良く似た特徴をもちます。他の柑橘系のオイル同様、気持ちを明るく元気づけてくれるので、疲れた時、不安なとき、落ち込んだときに気持ちを明るくしてくれるオイルです。

殺菌作用・抗ウィルス作用があるので、喉の痛みや発熱など、風邪やインフルエンザの症状を抑える働きがあります。また、関節炎、リウマチ、冷え性、食欲不振、二日酔いなどにも効果があります。

アストリンゼン効果があるので、オイリースキンに適しており、ニキビやセリュライトに効果があります。また爪の傷みやしもやけ、虫刺され、イボなどにも適しています。
名称
ラベンダー
カテゴリー
フローラル系
説明
名称 ラベンダー
英語名 Lavender
学名 Lavandula angustifolium
採油部分 葉、花
抽出方法 水蒸気蒸留
科 シソ科(Lamiaceae/Labiatae)
別名 True lavender; L.vera; L.officinalis; Garden lavender; Common lavender
主産国 フランス、イギリス
香りの系統 フローラル系
穏やかで深みのあるフローラル調の香り
香りのノート ミドル
特徴
数ある精油の中で、もっとも多目的で、もっとも有用なオイルと言われています。その香りのよさと効能から昔から愛用されてきたハーブで、ローマ人たちがラベンダーをお風呂のお湯に入れて使ったため、「洗う」という意味のラテン語「lavare」から、ラベンダーの名が付けられたと言われています。

フローラル調の香りが、不安な気持ちや緊張をほぐし、非常にリラックスした気分にしてくれます。中枢神経のバランスをとり血圧を下げる効果があるので、不眠などに特に良いでしょう。

細胞成長効果や殺菌作用があるので、スキンケアに適しており、火傷、日焼け肌、ニキビ、湿疹などの肌トラブルにも非常に効果的です。

その他、皮脂バランスをとる効果、痛みを鎮めて筋肉を和らげる効果(筋肉痛や頭痛など)、鎮静作用(咳などを鎮める)、消化を助ける効果など、他にも数多くの効能があり、まさにオールマイティーな万能精油と言えるでしょう。

オイルの主成分である Linalyl acetate (酢酸リナリル)が、神経に対してリラックスを促がす成分ですが、この含有量によってラベンダーのグレードが変わってきます。通常、高地で採れるラベンダーほどこの含有量が高くなります。

この含有量は通常40%前後ですが、当店のラベンダーは「ラベンダー40/42」と呼ばれるもので、これは酢酸リナリルの含有量が40-42%であることを保証したものです。他にも一般的なラベンダーのグレードとして38/40、50/52がありますが、50/52は通常「ラベンダー高山種(Lavender High Alpine)」として、もっとも高価なオイルとなります。

アロマセラピーに用いられるラベンダーには、この真正ラベンダー、ラベンダー高山種の他に、カンファーを多く含む種であるスパイク・ラベンダー、さらにこのスパイク・ラベンダーと真正ラベンダーを掛け合わせたラバンディンがあります。

またラベンダーの蒸留過程で得られた{ラベンダーウォーター}も人気があります。
名称
レモン
カテゴリー
シトラス系
説明
名称 レモン
英語名 Lemon
学名 Citrus limonum
採油部分 果皮
抽出方法 圧搾
科 ミカン科(Rutaceae)
別名 C. Limonum; Cedro oil
主産国 イタリア、ブラジル、アメリカなど
香りの系統 シトラス系
酸っぱく爽やかな柑橘系の香り
香りのノート トップ
特徴
食べるほうでお馴染みのレモンのオイルです。爽やかな柑橘系の香りで、気持ちをリフレッシュさせ、記憶力や集中力を高める働きのあるオイルです。

他の柑橘系オイル同様、抗鬱作用があるので、落ち込んだときに気持ちを明るくしてくれます。

また、抗酸化作用・殺菌作用があるため、ウィルス性や細菌性の感染などに効果を発揮します。水虫のほかに、水ぶくれ、虫さされなどのケアに良いでしょう。

また新陳代謝を高める働きがあり、体内のリンパや水分の滞りを解消するとともにミネラルの吸収を助け、免疫力を高めるデトックス効果があるので、むくみを取ったりセリュライトを改善する働きもあります。血行不良、リウマチ、関節痛にも良いでしょう。

アストリンゼン効果があるため、特にオイリー肌やオイリーヘアのケアに適しています。にきびや、張りのない肌のケアにも良いでしょう。しかしレモンには光毒性があるので、肌につけた後は直射日光に当たらないように気をつけてください。
名称
レモングラス
カテゴリー
シトラス系
説明
名称 レモングラス
英語名 Lemongrass
学名 Cymbopogon flexuosus
採油部分 葉
抽出方法 水蒸気蒸留
科 イネ科(Poaceae/Gramineae)
別名 Andropogon citratus; A.schoenathus; West indian lemongrass; madagascar lemongrass; Guatemala lemongrass; etc
主産国 インド、グァテマラなど
香りの系統 シトラス系
爽やかな柑橘系の香り
香りのノート トップ
特徴
爽やかで鋭い柑橘系の香りがするオイルです。鬱っぽい気分になった時、元気な気持ちにさせてくれます。

また、左脳を刺激して論理的な思考を促すので、勉強部屋やオフィスなどに良いでしょう。朝スッキリと起きられないとき、長距離運転で疲れたとき、頭痛がする時、リフレッシュしたい時などにも便利です。

健胃作用があるので、消化不良、胃腸炎にも効果を発揮します。血液の循環を良くするので、筋肉痛などにも良く、血管組織を強めて静脈瘤を防ぐ働きがあるので、スポーツ後の打ち身や靭帯の損傷などにも効果があります。筋肉が疲れたときのバスオイルにも適しています。

また強力な殺菌・除菌作用により、風邪による喉の痛みなどの感染症に効果を発揮します。スプレーにして部屋のデオドラント剤にしたり、拭き掃除に利用したりするのも良いでしょう。虫除け効果もあります。

殺菌作用とともに、皮脂バランスを整える作用があるので、オイリー肌・ニキビ肌にも良いでしょう。水虫にも効果があります。シャンプーに入れると髪にツヤがよみがえります。
名称
ローズウッド
カテゴリー
フローラル系
説明
名称 ローズウッド
英語名 Rosewood
学名 Aniba rosaeodora
採油部分 木片
抽出方法 水蒸気蒸留
科 クスノキ科(Laureceae)
別名 A. Roseaodora var amazonica; Bois de rose; Brazilian rosewood
主産国 ブラジル
香りの系統 フローラル系
甘くフローラルな木と花が混じり合ったような香り
香りのノート ミドル〜ベース
特徴
木から採れたとは思えないほど、甘くフローラルなで、どこなくスパイシーなローズっぽい香りのするオイルです。

心のバランスをとり、抗鬱作用やリラックス作用があるので、気分が滅入ったときなどに最適です。また、頭をクリアにさせるので、倦怠感、時差ボケ、試験の時なども効果を発揮します。軽い鎮痛作用があるので、偏頭痛にも良いでしょう。

中枢神経を安定させるので、ストレス関連の症状(恐怖、不安感など)や吐き気、冷え性、食欲不振にも良いとされています。

呼吸器系と免疫系に働きかけるので、咳、風邪、熱、感染症にも効果があります。

デオドラント効果もあるほか、細胞活性化作用があるので、ニキビ、皮膚炎、シワをはじめとしたスキンケア全般にも用いられます。運動後の筋肉マッサージにも適しています。

ローズウッドがアロマセラピーとして使われはじめたのは近年になってからだそうですが、1995年の研究によれば、真正細菌の繁殖についてグラム陰性とグラム陽性の両方について調べた結果、その時にテストされた精油の中で、最も効果が高かったのがローズウッドだったそうです。
名称
ローズオットー
カテゴリー
フローラル系
説明
名称 ローズ・オットー
英語名 Rose Otto
学名 Rosa damascena
採油部分 花
抽出方法 水蒸気蒸留
科 バラ科(Rosaceae)
別名 Summer damask rose; Bulgarian rose; Turkish rose; Otto of rose; Attar of rose
主産国 ブルガリア
香りの系統 フローラル系
甘く優雅なバラの花の香り
香りのノート ミドル
特徴
精油の女王とも呼ばれる優雅で華やかな香りがする薔薇の精油です。

ローズは伝統的に、愛と美の女神と言われるビーナスに関連づけられる花で、優雅でロマンティックなフローラル調べの香りは、情緒を安定させ幸福感をもたらす働きがあります。また気力を高め、自分に自信をもたせてくれる働きがあるので、落ち込んだときや自信を喪失してしまったような時に幸せな気持ちを取り戻してくれるでしょう。

女性的なオイルと言われており、女性的な精神面・感情面の問題(マタニティブルー、失恋、嫉妬、憂鬱、悲しみなど)を癒す効果があります。またホルモンバランスを整えるので、生理不順・生理痛、生理前のイライラなども和らげてくれます。

現在ではその香りのよさから香水などによく使われる香りですが、ローズは中世までは医薬品として非常に重要な位置を占めており、消化不良、生理不順、頭痛、神経の緊張、血行不良などの症状に使われてきたそうです。

精油に使われるオイルは、Rosa centifolia と、Rosa damascena の二種類があり、この damascene はダマスク・ローズとも呼ばれ、甘い香りが特徴のローズです。
これらを溶剤抽出したオイルは「ローズ・アブソルート」と呼ばれ、水蒸気抽出されるとローズ・オットーと呼ばれます。(当店では現在、ローズ・アブソルートが Rosa centifolia です。)

このローズを水蒸気蒸留した際に採取されるのが{ローズウォーター}で、ローズの香りがするナチュラルな化粧水として人気があります。
名称
ローズマリー
カテゴリー
ハーブ系
説明
名称 ローズマリー・スペイン
英語名 Rosemary Spanish
学名 Rosmarinus officinalis
採油部分 葉
抽出方法 水蒸気蒸留
科 シソ科(Lamiaceae/Labiatae)
別名 R. Coronarium; Compass plant; Incensier
主産国 スペイン・モロッコなど
香りの系統 ハーブ系
スッとした刺激のあるハーブ調の香り
香りのノート ミドル
特徴
ローズマリーは食用ハーブとして有名なハーブですが、その精油は、はっきとした刺激のあるハーブ調の香りがします。

気持ちを活気づけると同時に、神経システム全体を活性化させて頭をはっきりさせ、集中力や記憶力を高める作用があるので、低血圧で朝起きられない時、集中して勉強したい時、疲れて何もやる気が起きない時などに最適です。車を運転している時や、会議室・教室などの頭を使う場所に香らせるのも良いでしょう。

またアストリンゼン効果があるので、たるんだ肌やセリュライトにも効果があります。

体のシステムを活性化させ循環を良くするので、スポーツの後にマッサージすると、疲れた筋肉が和らぎます。打ち身にも効果があります。

また頭皮ケアにも効果があることで有名で、育毛を促進するので、ヘアリンスなどに混ぜるの良いでしょう。

チュニジア産のローズマリー・チュニジアは、スペイン産のローズマリーに比べカンファーが少なめでマイルドです。
名称
ローマンカモミール
カテゴリー
フローラル系
説明
名称 カモマイル・ローマン
英語名 Chamomile Roman
学名 Anthemis nobilis
採油部分 花
抽出方法 水蒸気蒸留
科 キク科(Asteraceae/Compositae)
別名 カモミール・ローマン; Anthemis nobilis; Camomile; English chamomile; Garden chamomile; Sweet chamomile; True chamomile
主産国 イギリス、フランス、モロッコ
香りの系統 フローラル系
フルーティーな青いリンゴのような香り
香りのノート ミドル
特徴
カモマイルは「地上のリンゴ」という意味で、その名のとおり、フルーティなリンゴのような香りがします。ヨーロッパでは2000年以上も前から薬用ハーブとして親しまれおり、また隣に植えた植物が健康になることから「植物の医者」とも言われています。

カモマイルには気持ちを落ち着けてくれる作用があり、不眠症にカモマイルティーにして飲むのは有名です。緊張したり気分が落ち込んだ時に平和的で穏やかな気分になれます。

また鎮痛剤や鎮静効果が高く、筋肉痛、頭痛、偏頭痛にも良く、子供に使うカモマイルとして最適です。カモマイルは医薬品や化粧品などに多く使われています。

スキンケアにも良く、乾燥肌や日焼け肌のケアをはじめ、にきび、湿疹、じんましん、アレルギー、虫刺され、皮膚過敏などにも効果があります。
またカモマイルは、PMS(月経前緊張症候群)の症状の改善にも適しており、その症状がストレスに関係している場合に特に効果があります。

カモマイル・ジャーマンとも効果は基本的に似ていますが、ジャーマンには抗アレルギー・抗炎作用が強く、ローマンは鎮静作用が強いという違いがあります。