| ●土壌pH値と養分吸収の関係 |
|
土の化学性を示す数値で、pHが有ります。小学校の時にリトマス試験紙等で調べた中性・酸性・アルカリ性です。
●pHは植物の生育と大変深い関係があります。
たとえばアジサイの花の色は青色のアジサイは酸性、ピンク色のアジサイはアルカリ性の土で、より鮮やかに美しく咲きます。
ブロック塀のそばは、アルカリ性の土になり易いので、ピンク色のアジサイが適します。またサツキ・アザレア等は酸性の土が適しますので、アルカリ性の土では葉の色が悪くなり、健全には育ちません。
<pHの調節>
植物には、それぞれに適する土のpHがあります。
・酸性の土は…
pHの低い酸性の土は、石灰類を土に混ぜて調整します。市販されている石灰類には消石灰と苦土石灰があります。
一般には苦土石灰が使い易く安全です。しかし多く入れすぎると逆に生育が悪くなりますから、与える量に注意しましょう。
また、ピートモスを主体で利用する場合は、pHが低いため、ピートモス1リットルに対して3gの苦土石灰を混合して利用してください。
方法は、植え付ける2〜3週間前に、土に十分混合します。特に野菜作りには必要です。しかし、酸性を好むものもありますから植物の特性を良く理解して利用してください。
・アルカリ性の土は… 土がアルカリ性の強い場合はピートモスを与える事でpHを調整する事が可能です。
※pH …溶液の水素イオン濃度を表す指数。中性では「7」で、酸性では7より小さく、アルカリ性では7より大きい。(【p】
は power(累乗)の略、【H】 は水素の元素記号)
|
▲上へ
|
| ●スギナの防除方法 |
|
●スギナにつきましては、生産会社である当社も非常に困っております。草との戦いの日々なのです。
ちなみにスギナは、トクサ科の多年生シダ植物で、胞子・根茎いずれからでも繁殖するいわゆる強害草と呼ばれる草なのです。基本的には日当たりがよく、肥沃で中性に近い土壌であれば乾燥から湿った土質どこでも繁殖するこまった草なのです。
●実際のところ、スギナを撃退する有効な植物はございませんし、植物が育つ環境であればその防除は薬品を使う以外他に有りません。
土を入れ替えるという方法もありますが…
1)薬剤で根に浸透して枯らす
やはり一番の手法は薬剤で、根に浸透して枯らしてしまう「ラウンドアップ」(50倍にて使用)か「バスター」(40倍にて使用)が一番ではないでしょうか。
2)手でこまめに取り除く
薬剤を使う方法以外では、こまめに手で表面のスギナのみを取り除いてやるかです。でも根の部分で生きていますので、また生えてきます。
薬剤を使用する場合は必ず注意書きを読んでください。
どうしてもスギナが増えて仕方が無い場合は、上記の薬剤を思い切って使用されてはいかがでしょう。その時にお庭に植えてある植物は一度鉢に植え替えておく事をお勧めします。
「ランドアップ」「バスター」とも強い薬剤なので、かかると全ての植物は枯れてしまいます。
また使用する前に、スギナをホウキ等でなでつけてやり、葉の表面に傷をつけてやると効果が上がりますよ。
くれぐれも薬の使用に当っては、注意書きを守って安全に使用してください。
|
▲上へ
|
| ●葉ダニ(アブラムシ)の防除方法 |
|
●葉ダニ(アブラムシ)の撃退には、やはり殺虫剤が一番良いのですが、ご家庭の菜園であればやはり薬は極力使わないで済ませたいですよね。
以下に、簡単ではありますが弊社の知恵を絞ってみました。お役に立てれば幸いです。
1)アブラムシの習性を利用する
まずアブラムシ類は一般に黄色や青色に反応して集まる習性があり、これを利用して黄色のタライ等に水を張って置いておくとある程度の数を減らす事が出来ます。
また黄色や青の紙に粘着材を塗った除虫板が市販されていますので、それらを植物の間につるしておくのも効果的です。
2)石鹸防虫法
これは、石鹸液には虫の体に付着すると体表面の油を溶かしたり、虫の表面に付着して呼吸をできなくする事で防除する方法です。
昔は、農家さんの間でもよく使われていたらしいです。出来れば植物石鹸より動物油を使った石鹸の方がよいと思います。効率的には約100倍に薄めた洗剤液を使用すべきと昔の本には出ていました。
3)牛乳と家庭洗剤を使う
コップ一杯の牛乳に家庭洗剤をスプーン1杯程度入れて、葉や茎に散布する方法も有ります。これは、植物に牛乳に含まれる油をコーティングさせる方法です。また植物油を直接散布する方法も現在百合の切り花に用いられています。
但し倍率を薄くしておかないと、植物の呼吸も止めてしまいますので注意して行なう必要があります。
果たしてどれほどの効果があるものか疑問なのですが、試してみられたらどうでしょうか。
|
▲上へ
|
| ●日陰で育てる植物・適する植物 |
|
●植物の中には、強い日光に当ると葉が焼けたように枯れる植物や、日光を好むけれども湿った土質を好み結果的に半日陰でないと育て難い植物。また百合科の植物のように、基本的に球根の中で花を作る植物等は、日当たりから日陰まで幅広く栽培できます。
日陰といっても、家や建物の北側、建物が密集した境界地等は、いつも日陰になる場所が一番難しい場所となります。しかしインパチェンスやプリムラ類・アスチルベ・都忘れ・ギボウシ等は花を咲かせる事が出来ます。また、球根類では、チューリップ・百合・ヒヤシンス・クロカス・ムスカリ・アマリリス等は球根の中で、花芽を作ってしまいますので開花させる事が出来ます。また花木では、山茶花・つつじ・カルミアなどもよく育ちます。
その他1日の内である程度日の当る条件などは、たとえば木漏れ日のように植物にとっては比較的条件が良いといえます。ベゴニヤ・コリウス・アリッサム・パンジー・ビオラ・ペチュニアなどほとんどの植物は育ちますよ。
また、日陰は晩春から初秋にかけて暑い季節では、植物にとってすばらしい場所になります。強い日差しや高温が緩和されるのですから。この場合は、ゼラニュームやマリーゴールド・キンセンカ・サルビア等いろいろと色彩のある植物を植え付けると良いと思います。
日陰だからといっておっくうがらずに、ガーデニングは楽しみながらやってみてはいかがでしょうか。
|
▲上へ
|
| ●春植え球根と秋植え球根 |
|
●春植え球根と秋植え球根の違いは、その植物が従来自生している地域によります。たとえば秋植え球根の代表種であるチューリップの場合は、オランダが栽培では非常に有名ですが、植物本来の自生地は意外にもトルコを中心とした地中海地方なのです。
秋植え球根 一定期間低温になる時期が必要…
●チューリップのお話から進めて行きましょう。
原産地は以上の地域ですから、比較的温暖と思われがちですが冬期には非常に乾燥し低温になります。
早春より多少の雨が降り始め、気温も暖かくなり始めた頃に小さなかわいい花を咲かせます。春からの多少の雨により、花を咲かせ種を実らせると共に球根の養分蓄積をおこない世代を更新していく植物なのです。
ですから本来のチューリップの球根は今市販されている約4分の1程度しか無い小さなものなのです。
それをおよそ300年前西ヨーロッパ特にオランダで珍しさから栽培が始まり、冬期から春にかけて低温で多量の水分を持つ気候条件では、球根が非常に大きくなる事がわかり、次第にチューリップ球根の生産と共に新品種の交配といった産業に発展してきたものらしいのです。
つまり秋植え球根は原産地の気候条件が一定期間低温になる条件がある場合、日本では秋植え球根として秋に球根を植え付け、冬の低温を与えることが植物の開花(生殖)生理の上からも必要になるからです。クロカスや水仙等も同じなのです。また、日本では新潟県や、弊社のある日本海側で生産される理由は、冬の間低温である事と水分が雪等により多量に与える事が出来るため、球根は大きくなりやすい条件であるからです。
※秋植え球根には水
・ちなみに秋植え球根は、冬の間にたっぷりと水を与えてやると良く育ちますよ。特に乾燥した冬の太平洋側には、寒さに負けず冬に水を与えましょう。日本海側はいやでも雪の下になっているわけですから。。。またまたヒントとして、冬に与える水は花を美しくさせるためで、春に与える水は球根を大きくさせるためです。
春植え球根 ・温度差や低温に弱い植物…
●春植え球根は、反対に中南米やアフリカ(特に南アフリカが園芸植物の宝庫とされています)など、ほぼ一年中温度の高低差の無いところの植物が中心です。日本では四季が非常にはっきりしていますが、原産地地域ではグラジオラス等でも一年中葉を出して生育しています。そのような植物はかえって温度の差に弱く特に低温では弱い植物達なのです。
ですから、低温が始まる時期に生産を中止して球根を堀上げ、時には冬期間暖房して球根を強制的に休眠状態にさせる事が必要となり、必然的に植え付けられる季節は気温が上がってくる春になるというのが由来となります。一部冬に強い物も有りますが、基本的には原産地の条件に合わせていると思いって頂いて結構です。
例外で、このような球根も…
●彼岸花の仲間(リコリス・ネリネなど)やコルチカム・サフランなどは、秋に突然花を咲かせますが、この様な仲間は夏植え球根等と呼ぶ場合も有ります。これも植物の生理なのですが、低温期間で成長し、温度が20度前後に上がってくると、休眠に入ります。そして秋に気温が下がってきた時期に花を咲かせる植物なのです。
|
▲上へ
|
| ●秋に蒔く花の種はあるのか… |
|
●パンジー等の種子植物やもちろん「さとうきび」もそうですが、種から育てる植物についてですが、これば種子には発芽温度、生育温度が有ります。
一般的に15度以上や場合によっては20度以上必要な場合がありますので、秋に種を植える植物はあまり有りません。
確かに秋にまく場合も有りますが、プロが行なっている場合が多く、出荷を早めたい場合に行われ、それらは温床といって地下に熱源をした床に植えている場合が多いものです。そして管理はビニールハウスで…という具合です。
ですからよほど温暖な地域以外では、あまり秋植えの効果はないと思います。冬に見かけるパンジー等は、発芽温度が高いので7月や8月に種をまいているのです。もちろん管理はハウス内で行ないます。
|
▲上へ
|
| ●肥料の基礎知識 |
|
●植物の成長には、チッソ(N)・リン酸(P)・カリ(K)の3つの栄養分が必要です。しかし、これらは土中には十分含まれていないため、肥料で補ってあげるのです。
○チッソ …葉肥と呼ばれ、葉や茎の成長を促します。
○リン酸 …実肥と呼ばれ、花を咲かせたり、実を成熟させるのに役立ちます。
○カリ …根肥と呼ばれ、根の発育や強い植物作りに役立ちます。
※市販の肥料に『5-10-5』と書いてあるのは、100g中の肥料の重さを示したものです。
|
▲上へ
|
| ●鉢作り |
|
●鉢が大きいほど成長します。
鉢の移動や管理、また室内で観賞する事を考えると、小柄な種類では5〜6号鉢・大柄な種類では7〜8号鉢、大きくても10号鉢が目安だと思います。
一般にそのまま成長すると、限られた鉢土の中での生育には限界があり、鉢内に根がいっぱいになり、根詰まりを起こし、ついには生育不良を起こして枯れてしまいます。
★そこで大きくしない栽培を行わなければなりません。
一定の大きさになったら、植え替えを行い(1年置き位が良いでしょう)その時に根の1/3程度を切り詰めます。
この作業を行うと翌年の開花は望めませんが、2鉢以上をもって交互に行うようにしてはどうでしょうか。
|
▲上へ
|
| ●土地の改良 |
|
●「天地返し」とは、庭土の表層と深層を入れ替えることです。
庭の土は休む期間が少ないので、病気が発生しやすくなりがちです。
天地返しをする事で、新しい空気を途中に入れることができ、害虫の卵や雑草の種を減らすことができるので、簡単な土壌の改良と消毒を行うことが出来ます。
また、1?あたり一握りの「苦土石灰」を施したり、堆肥や腐葉土を混ぜると一層効果的です。
●古土の再利用
市販の苗やポットの植物が終わった後の、古土は残った根やゴミを取り除いて、水を加え黒いゴミ袋に入れしばらく日の当たる場所に保管しておきます。2〜3ヶ月もすると鉢土として利用できます。
|
▲上へ
|
| ●土作り |
|
●ポイントは植物繊維です。バーク堆肥・ピートモス・腐葉土には大量の植物繊維が含まれています。
それらをよく土と混ぜ合わせることで、充分に土の中に空間ができ柔らかい土になります。土作りは根気よく続けることが基本です。
冷蔵庫にある野菜などの残りなどは細かく刻んで土に混ぜてやると肥料代わりにもなります。
●鉢の場合も同じ
特に鉢・プランターの場合は限られた場所に大量に水分を与えることになりますので、水はけを良くすることが大切になります。
極端な場合には、鹿沼土やパーライトなどを混ぜると、土の中に隙間を作り、水はけを良くすることができます。
|
▲上へ
|
| ●バラ |
|
●バラはたくさんの肥料を施す必要があります。
1月頃と8月頃に元肥を施し、冬期は根から30cmほど離して穴を掘り牛ふん・骨粉・油粕などの有機肥料を約200〜300g与えます。
夏には冬の半分くらいを与えると良いでしょう。
また、花が咲き始めてきたら、化成肥料を株元にばら撒くなどしてください。
また、乾燥も嫌う植物なので、こまめに水やりを忘れずに。
●「秋の剪定」は細い枝や混み合った枝を中心に行います。全体の雰囲気を考えて、葉がまだ残っている時期なので、深く切りこまないようにして下さい。
全体に透かすように、枝を間引いていくのがコツです。
枝が混み合った状態では、病気が発生したり、枯れが始まったりします。
●「春の剪定」では、寒いうちに枯れた枝を中心に切り落としてしまいます。枝の本流は残して全体的に5〜6本を残すように、思いきって切ってしまうことです。高さも40cm〜50cm程度にまで詰めましょう。暖かくなってからの生育が良くなりますので、思いきって剪定することです。
|
▲上へ
|
| ●花木類 |
|
●庭木は土中の養分を広範囲から摂取できるため、肥料を施さなくてもよく育つものもあります。
しかし花木は花を咲かせて楽しむ目的があるので、特に花つきを良くする肥料、リン酸分を主体とした施肥が欠かせません。
庭植えの花木への施肥は、植え付け時に施す元肥から始まります。元肥には穏やかな効果が持続する有機質肥料が主に使われます。堆肥と土壌改良する腐葉土を穴の底に施し、直接触れないように間土しておきます。
元肥後、追肥としてお礼肥があります。これは花後、体力の回復や抵抗力を高める目的があり、化成肥料や配合肥料を根回りにばら撒きます。
また、1〜2月には、寒肥として、油粕、鶏ふん、骨粉などの有機肥料を根周りに溝を掘って埋めこみます。
|
| ▲上へ |