カーテンのお手入れ方法

カーテン






カーテンのお手入れ、忘れていませんか?


カーテンには、部屋の内外のほこりや、手垢、タバコのヤニなど思っている以上汚れがついているものです。
日頃から、お掃除の際にはたきをかけるか、掃除機のブラシでほこりを吸い取るなどしてください。また、カーテンレールや窓周りのそうじもお忘れなく。
カーテンレールの汚れは、カーテンへ移りやすいだけでなく、ほこりやごみが水分を含むことで、カビも発生しやすくなります。
また、結露もカビや汚れの原因になりますので、お気をつけください。

どのくらいの割合で洗濯すればいいの?


ドレープは年に1回、レースカーテンは年に2〜3回が目安となります。
長い間洗濯をしないと、汚れが落ちにくくなるだけでなく、繊維が劣化し穴が開いたりする恐れもあります。


 洗い方

  1.必ず洗濯ラベルをチェックし、水洗いができるものであるか確認してください。洗濯ラベルについて
  2.洗濯機で洗える場合、まず、カーテンのほこりをはたき、フックを全部はずします。
  3.カーテンをプリーツだたみにして、ネットに入れます。一度に洗うのは1,2枚にしましょう。
  4.洗濯機の設定を「弱水流(ソフト洗いコース、ドライコースなど、お持ちの洗濯機の説明書をご覧ください。)」にし、
    水量は「最大」にしてください。
  5.洗剤は、デリケートな衣類用の中性洗剤のご使用をおすすめします。
  6.脱水はなるべく短くし、乾燥機の使用は避けてください。


ポイント
プリーツたたみにすることで、ピンときれいなプリーツを保ちます。



*手洗いやつけおき洗いをする場合

30℃以下のぬるま湯で押し洗いをしてください。もみ洗いをするとしわがつきやすくなるのでご注意ください。その他は、洗濯機洗いと同じです。 また、ひどい汚れには、つけおき洗いがおすすめです。洗濯ラベルに書いてある液温にて30分から1時間ぐらいつけたあと、洗濯機または手洗いにて洗濯してください。


干し方

1.元のカーテンレールに吊り、自然乾燥させるのがおすすめです。
  吊る前には、必ずカーテンレールを掃除し、床には水滴で床にぬれない
  ようにビニールなどを敷いたほうがよいでしょう。
  窓ガラスなども掃除をしておくと、カーテンに汚れがつくのを防ぐことができます。

注意!

洗ったカーテンは、水分を多く含んでいますので、生地が大変重くなります。
カーテンレールにぐらつきがないかなど、レールの取り付けを再度確認してから、カーテンを吊るようにしてください。

2.吊ったら、軽くたたくか引っ張るかして形を整え、自然乾燥させてください。

3.屋外で干すときは、必ず陰干しにしてください。また、乾燥機は使用しないでください。
  生地が変質したり、縮んだりする恐れがあります。


アイロンのかけ方

必ず、取り扱い絵表示を確認し、その指示に従ってください。
絵表示については洗濯ラベルについてをご覧ください。





クリーニングについて

クリーニングに出すときは必ずフックをはずしてから出しましょう。
カーテンはクリーニングに出すと、多少収縮します。特に、綿、麻などの天然繊維は収縮率が高くなりますので、ご了解ください。
その他、トラブルが起きやすいので、クリーニング店にて洗濯絵表示を相互に確認するようにしましょう。




汚れがついたときは?

口紅やジュースなど汚れが付いてしまったときは、すぐにふき取るようにしてください。
落ちにくい汚れは、衣料用中性洗剤を薄めたものを布に含ませ、下にきれいな布を当てた状態で、上からたたくようにします。
または、洗剤をしみこませた布でつまむようにふき取る方法もあります。
いずれも汚れを広げてしまわないように気をつけながら行ってください。






*台所用洗剤や漂白剤、消毒液などは、使用しないでください。生地が変色する場合があります。




カーテンは、室内外の空気にさらされ、見た目以上に汚れているものです。
カビや虫食いなどを防ぐためにも、必ず洗濯をしてから収納しましょう。

1.きれいにたたみましょう。洗濯を終え、十分に乾燥させたら、
  次はたたみ方がポイントです。
  カーテンをよりよい状態に保つためには、プリーツだたみがおすすめです。

2.袋に入れてしまいます。たたんだカーテンは、湿気などからカーテンを守るために
  ビニール袋に入れてしまいます。なお、圧縮袋はおすすめできません。
  生地によっては、一度しわが付くと取れにくい性質を持っているからです。


洗濯ラベルについて



※カーテンのお手入れ方法 ⇒ 

洗濯ラベルって見た事ありますか?


カーテンは、洋服と同じ布製品です。
ご家庭で洗濯する際、また、クリーニングに出される際は、必ず取り扱い絵表示を確認しましょう。




液温は、40℃を限度とし、洗濯機の弱水流又は弱い手洗いが適当です。30℃以下の液温で、弱い手洗いが可能です。
(洗濯機は使用できません)
液温は、40℃を限度とし、洗濯機の弱水流又は弱い手洗いが適当です。洗剤は中性洗剤を使用してください。水洗いはできません。



液塩素系漂白剤による漂白ができます。塩素系漂白剤による漂白ができません。




アイロンは210℃を限度とし、高い温度(180℃〜210℃まで)で掛けてください。アイロンは120℃を限度とし、低い温度(80℃〜120℃まで)であて布をして掛けるのが適当です。
アイロンは160℃を限度とし、中程度の温度(140℃〜160℃まで)で掛けてください。アイロン掛けはできません。
アイロンは120℃を限度とし、低い温度(80℃〜120℃まで)で掛けてください。




ドライクリーニングができます。溶剤は、パークロルエチレン又は石油系のものをご使用ください。ドライクリーニングができます。溶剤は、石油系のものをご使用ください。
ドライクリーニングはできません。




カーテン生地ってどんなものからできているの?

ポリエステル
今や世のサラリーマンの必需品となっている『形態安定ワイシャツ』は、ポリエステルの性質を上手く利用した製品です。
もちろん通常のポリエステルに特殊な加工が施されているわけですが、もともと乾燥が早い、収縮が少ないなどの特徴をもつとても便利な繊維です。
洗濯に適しているので、カーテンに使用される繊維として最もポピュラーな繊維です。


レーヨン
お洗濯を自分でし始めた頃、一度は経験したことありませんか?
シワシワに縮んじゃって、洋服をダメにしたこと…。これは、レーヨンが水に弱く、縮みやすい性質をもっているからなんです。
その代わり、染め上がりが非常に綺麗で他の繊維との相性がよいのでポリエステルや綿との混紡で衣料品によく使われています。


アクリル
お手持ちのセーターやカーディガンの絵表示をご覧になってみてください。『アクリル100%』「あれ、これウールじゃなかったの?」そう、元々ウールがもつ温かさや軽さを化学繊維で作ったものがアクリルなのです。毛羽立ちやすいのが玉にキズですが、風合いのよさはピカイチです。


綿
コーヒー豆が入っている袋を想像してもらえると分かると思います。とにかく丈夫!!手触り感にも特徴があり、独特な雰囲気を演出してくれる天然繊維です。綿と同じように洗濯で縮みやすく、麻特有のにおいを発する場合があります。



コーヒー豆が入っている袋を想像してもらえると分かると思います。とにかく丈夫!!手触り感にも特徴があり、独特な雰囲気を演出してくれる天然繊維です。綿と同じように洗濯で縮みやすく、麻特有のにおいを発する場合があります。


注意!

カーテンは生地の素材の特性により、お部屋の環境(温度や湿度)によって、伸び縮みすることがあります。
特に、綿や麻、 レーヨンを使ったカーテンには伸縮があります。


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