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●イギリス英語監修・解説執筆 川合亮平(英語学習アドバイザー) |
■「リズム」が魅力のイギリス英語
僕がイギリス英語の魅力に取りつかれたのは、今から7〜8年前のこと。パーティーでたまたま居合わせたイギリス人の女性講師に声をかけたところ、彼女の口から出てきたのは、僕がそれまで聞いたこともなかったような美しい英語だったのです。リズミカルで、音楽のように心地いい軽やかな響き。それが、僕とイギリス英語との出合いでした。
僕にとってイギリス英語の魅力は、何といってもその「リズム」。例えば、What is it?(これは何ですか?)と言う場合、アメリカ英語では「ワリーゼッ?」と一続きに発音するのに対し、イギリス英語では「ウォッ・イズ・イッ?」のように、単語と単語の間を短く切ってリズミカルに発音します。音楽で言うところの、スタッカートがきいている感じですね。
僕はもともとブリティッシュ・ロックが好きだったのですが、イギリス英語も、言語というよりは一つの音楽のような感覚で楽しんでいます。とにかく、耳にするのも、声に出すのも楽しい言語です!
■発音のコツは「ものまね」
ご存じの方も多いと思いますが、イギリス英語は、話し手や地方によってさまざまなアクセント(方言)を持つ言語です。そのため、「イギリス英語は難しい」という印象を持つ学習者も多いようですが、僕は、こうしたバリエーションの豊かさこそが、イギリス英語の面白さだと思っています。イギリスの地方を回るたびに、新たな発音に出合って、一生飽きないですよ(笑)。
発音のコツは、とにかく「ものまね」をすること。何度も繰り返し音声を聞きながら、その人になりきったつもりで声を出してみてください。好きなイギリス人俳優などがいる人は、その人の話し方を徹底的にまねするというのも、効果的な学習法です。
■現地からの「生の素材」がたっぷり
「英会話コエダス ブリティッシュ」は、初級者が総合的にイギリス英語を学び、中級にレベルアップできる教材です。監修にあたっては、とにかく『楽しく学習を続けられること』『実践的であること』を念頭に置きました。コラムでは、現地の人々の電話応対の仕方や、伝統的な家庭料理についてなど、イギリスを身近に感じる話題をたっぷり紹介しています。また、会話練習用のスクリプトにも、イギリスの地名がたくさん登場するので、観光ガイドブックのような感覚で楽しんでいただけると思います。
ちなみに、編集部から監修の依頼を受けたとき、僕は偶然にもイギリス滞在中でした。そこで、ロンドンを中心にイギリス各地を回り、風景を写真に撮ったり、地元の市場や駅などでの「生の音」をマイクで録音。幸いにも、写真は「英会話コエダス ブリティッシュ」のテキストに、音声はCDの各ユニットへの導入として使っていただいています。こうした現地の素材に触れて、皆さんがイギリスをより身近に感じ、まるでイギリスを旅しているような気分を味わってくださったなら、大変うれしく思います。