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本講座は、『リピーティングマラソン』の続編である。『実践コース』というからには、当然、「実践練習を通じて、さらに英語力に磨きをかける」ことを目的として全体が構成されている。この講座の6カ月間で、「どのような英語力が身に付くのか」「そのための練習方法とは」、さらに、「いかに練習を継続し効果を上げるのか」について皆さんに説明しておこう。
『実践コース』──4つのキーワード
「リピーティング」は単なる繰り返し練習ではない。お手本となる英文を聞いて、発音、強弱リズム、イントネーションから、間の取り方、感情の込め方までを忠実に再現するトレーニングである。この練習を継続すれば、実践的なリスニング力とスピーキング力が培われる。『リピーティングマラソン』では、バラエティーに富んだリピーティング練習を通じて、「スピーキング力」「センス」「表現力」を身に付けることを到達目標にしている。『実践コース』では、それをさらに一歩推し進め、「自分の気持ち・考え・意見を自分の英語で表現する力(My
English)」に磨きをかけることを目標に掲げている。それを実現するために、次の4つのキーワードに基づき練習を進めていくことになる。
(1)基礎力──まとまりのある内容を言う
相手の問いかけに対して、決まった表現で簡単に答えられるが、いざ、まとまりのある内容を言おうとすると、思ったように言葉が続かない。それはなぜか? そのような練習をこれまでにした経験があまりないからである。そこで本講座では、1文レベルからの脱皮を目指し、リピーティング練習を通じて、まとまりのあることが自然に言えるように、流れのある数文単位の長い発話(=チャンク)を積極的に取り入れている。
(2)表現力──身の回りのことを感情および表現豊かに伝える
初めの2カ月で、自分の気持ちや感じたことを細かく伝え、表現豊かな英語で身近な事柄について話すための集中練習をする。英文素材は一見易しそうに見えるかもしれないが、ネイティブスピーカーを前にして即座にこれだけのことが言えるかどうかを考えていただきたい。また、知っておくべき英語的な表現のエッセンスが数多く盛り込まれているので、自然に表現力が培われていくのである。
(3)発言力──場面や話題に即した内容を相手に的確に伝える
3、4カ月目では、個々の場面に即した発言ができるように、頻繁に使われる機能表現を組み合わせる力を練習を通じて身に付ける。さらに、自分の考えや意見を論理的に展開する発言力に磨きをかけるための練習を積み重ねる。
(4)発想力──英語らしい発想で自然に話す
5カ月目では、脱日本人英語を目標に、英語らしい自然な発想を身につけ、より英語らしい英語を話すための発展練習をする。さらに、締めくくりの6カ月目では、5カ月間の復習を兼ねて総合練習をする。各月の練習を通じ、『実践コース』修了後には、我流の英語ではなく、英語らしい英語でより自由に話せるようになることを目指しているのである。
効果的練習法──リピーティングから応用練習へ
次に、どのような練習をしていくのかについて述べておこう。
(1)英語の筋肉を鍛え、アウトプットを増やす
「話す力を付けるには、話す練習を」。この考え方に基づき、リピーティングを練習の基本とし、英語のアウトプットを積極的に増やす。英語を実際に口にする練習を継続することで、「英語の筋肉」が鍛えられ、自然に英語が口をついて出て来るようになる。
(2)応用練習で本物の表現力を養う
各ユニットには、リピーティング、オーラルリーディング、シャドウイング、オーバーラッピング、ロールプレイなどの練習に加え、身に付けた表現を具体的な場面で使ってみる応用練習が取り入れられている。リピーティングをはじめとする基本練習で表現の定着を図り、応用練習でその表現を実際に使うことにより、学習効果はさらに上がる。
(3)イメージトレーニングを実践する
また、『実践コース』では、イメージトレーニングを導入している。練習した英文を時間を見つけては頭の中で思い浮かべる。その際には、具体的場面とともに学習した内容を確認しながら英文を頭の中でリピートするのである。このイメージトレーニングを通じ、英文の定着率はさらに高まることになる。
心構え──いかに練習を継続するか
最後に、練習を継続する上での心構えについて触れておこう。練習の継続なくして英語の上達は望めない。だからといって、あまりに気負いすぎると、途中でリタイアすることになりかねない。そこで、次の3つのアドバイスを心に留め、練習を進めるようにしてほしい。
(1)分散型学習
練習を継続するには、毎日、過大なノルマを設定するのではなく、空いている時間の有効利用を心がけるようにするといい。1日の中で空いている時間はいくらでもある。また、空いている時間を作ること自体それほど大変ではないだろう。もちろん、時間がたっぷりあるときには、思う存分練習すればいい。
(2)短時間集中
練習は短時間でかまわない。だらだらと長時間練習を続けるより、短時間でも集中したほうが、はるかに効率的である。練習する際には、状況に応じてさまざまな方法を組み合わせるようにする。また、携帯用の別冊を持ち歩き、積極的に活用するといいだろう。
(3)英語「楽」習
苦痛に感じるようでは、練習は長続きはしない。本講座のテキストブックとCDを利用して、楽しみながら自分の英語に磨きをかけるようにするといい。英語楽習を実践すれば、皆さんの英語力は加速度的にアップするようになる。
以上の内容を踏まえ、練習を継続していくことにより、「自分の気持ち・考え・意見を自分の英語で表現する力(My English)」にさらに磨きがかかる。この講座の6カ月間で皆さんはそれを実際に体験することになるのである。
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