ヒアリングマラソン・ジュニア シリウス:

受講生のことば


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執筆者のことば

小学校で英語に親しむ素地を作る「シリウス」の学習メソッド
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●監修者
吉田研作
上智大学教授

上智大学外国語学部教授、外国語学部長、上智大学国際言語情報研究所所長。上智大学大学院、アメリカ・ミシガン大学大学院修了。専門は、応用言語学。J-SHINE理事・認定委員長。文部科学省が提唱する「英語が使える日本人」の育成に関するさまざまなプロジェクトに関与し、近年では、日中韓3カ国の英語力比較や、教師の教授法比較などについての研究に力を入れている。『起きてから寝るまで表現』シリーズや『小学校英語指導プラン完全ガイド』(ともにアルク)などの監修を務めるほか、著書多数。

英語の楽しさを体験させることが重要

小学生時代に必要なのは、英語でのコミュニケーションの楽しさをたくさん経験して、英語習得の土台を作ることです。ですから知識を詰め込む必要はあまりありません。そもそも今回の小学校での英語の授業の導入も、『使える英語』を身につけるための土台作りが目的で、中学の英語を小学校に前倒しするものではないのです。
 
このたび、私が監修した小学生向けの英語学習プログラム「ヒアリングマラソン・ジュニア シリウス」はまさに英語でのコミュニケーションの楽しさを経験してもらう目的で作られています。
 
メインは英会話のショートストーリーなどが収録されたDVDです。ショートストーリーを通して英語に触れ、その中に登場した"I'm in the fifth grade."や"We can recycle PET bottles."といったキーフレーズを学んだりします。さらにネイティブの子どもたちも大勢登場しています。自分の気持ちや考えを語る「ショー&テル」コーナーや、オーストラリアやアメリカの子どもとその家族が、生の声で語りかけてくれる「ビデオ・レター」コーナーなどが収録されており、1回分約5分間の中で、さまざまな角度から英語に触れられるような構成となっています。

教材は、子どもたちが能動的にかかわることが大切

実は当初、編集部では『子ども版ヒアリングマラソン』ということで、リスニングスキルに特化した教材を考えていましたが、それだけではもったいない。リスニングを中心にしつつ、目で見て内容を理解するなど、もっと総合的に英語のコミュニケーションを体験できるものに練り直してもらいました。さらにクイズを通して、会話の内容を理解できたか確認し、あるいはキーフレーズを使い、単語を入れ替えて自分からも英語を言ってみるなど、子どもたちが、教材とキャッチボールできるように工夫しました。
 
語彙レベルは700語、児童英検のシルバー程度ですが、英語自体がわからなくても、アニメで状況が示されるので、内容は自然と理解できるようになります。学習時間は1レッスン20分、週2日を目安としていますが、これはあくまでも目安。気に入ったら、何度も何度も繰り返し見てください。

知的好奇心を刺激する

「シリウス」のレッスンのトピックには算数や理科、社会な ど学校で習っている科目の内容が登場し、エコや自然、そして日本についてといった高度な内容が盛り込まれています。かけ算や割り算の英語表現など知らない大人も多いのではないでしょうか? 英語というより国際理解の教材のようでもありますが、実は子どもは大人が思っている以上に知的好奇心が強く、そして理解力も高いのです。
 
『面白い』にはFunとInterestingの2種類があります。Funは英語の歌を歌ってみる面白さ、Interestingは世の中にはこんなことがあるんだという面白さ。上級学年になればなるほど、Fun よりもInterestingなものを求めるんですよ。

知的刺激に満ちたテーマを英語を通して理解していくことで、自然に英語を道具として使うことにもなります。こうして英語を学ぶ土台がしっかりと出来上がれば、後は中学高校で4技能などの細かいスキルを学び、使える英語を身につけるという道筋が見えてくるでしょう。
 
なぜ英語を学ぶかといえば、外の世界を知るためであり、日本語を話さない人たちと話をし、彼らのことを知るためです。最終的には英語を通して、世界のことに興味を持つことこそが、この教材の大きな目標なのです。

自由に取り組ませ一緒に学ぶ


英語に触れる際には、とにかく子どもが好きなようにやらせることが大切です。英語のコミュニケーションの楽しさを経験することが第一の目的ですから、楽しく自由に取り組むことが一番。
 
そして最大の注意点は「親が教え過ぎないこと」です。英単語や英会話表現の意味を細かく教え込むことや、間違った発音を直すことなど、大人側から強制的に教え込むことは絶対に避けるべきです。

子どもから『この言葉の意味はなに?』と聞いてきたら、その時はどんどん教えてください。大切なのは子どもの自発的な興味、関心に合わせることです。何年か勉強して、最終的にできるようになればいいわけですから。ただ「教え込むこと」はNGですが、その代わり、親は子どもと一緒に学んでください。

子どもは親が一緒になってやってくれると、絶対嬉しくてやる気も出てきます。一緒に、これはどういう意味なんだろうね? と考えて、一緒に英語を話してみてください。英語が苦手な方も大丈夫。子どもと一緒に基礎から勉強し直してはいかがでしょうか。


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編集者のことば

子どもたちの将来に、英語コミュニケーション力を
Photo 南 美穂
アルク キッズ英語編集部 編集長

たくさんの日本人スポーツ選手が海外で活躍し、世界各地の様子がエンターテイメントやニュースとして発信されている今、小学生にとって世界はより身近なものとなっています。これから大人になる彼らを待つ世の中は、きっといろいろな国の人とかかわりを持たなければ楽しめないし、生きていけない社会になるのではないでしょうか。 「シリウス」は、そんなボーダレスな時代に飛び立っていく小学生を、コミュニケーション面から手助けする英語の学習プログラムとして誕生しました。  英語は勉強のために覚えるものではなく、世界のことを知るための「言葉」であり、コミュニケーションするための「道具」です。「シリウス」ではこの考え方を柱にすべてを構成しました。たとえば、日本語の訳をつけて意味や文の構造を説明することはしませんでした。会話やスピーチなど、まとまった長さの英語を音で聞き、絵や映像でその内容を示すようにすることで、意味がわかるようになっています。

また、外の世界に目を向け始める年代の小学生に「あ、こういう気持ちになること、あるある!」「へえ、こんなの知らなかった!」とあらゆる個所で感想をもってもらえるよう「小学生にとってのリアリティ」を意識して制作しました。教材のそこかしこを楽しんで、英語を耳にしながら、声に出しながら、自分でも使えるようになってほしいと思っています。

コミュニケーションで使えるように英語の基礎力を身につければ、「英語ができないから、意見が伝えられない」、「英語ができないから、なりたいあの職業をあきらめる」なんてことはきっとなくなるでしょう。英語が話せることが、やりたいこと、夢の実現に向かう近道になるんです。宇宙飛行士、サッカー選手、パティシエ、動物学者、ファッションモデル……!  「シリウス」が子どもたちの夢を支える力になることができたら、本当にうれしいですね。

 

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