英文法イメージトレーニング:

受講生のことば


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監修者のことば


「英文法イメージトレーニング」へようこそ!
Photo ●総合監修
田中茂範
慶応大学教授

語教育の分野で、「英文法」の位置づけが大きく変化しています。ここ20数年来、文科省の指導要領では、文法という軸を強調するのではなく、コミュニケーション(会話を含む)を座標軸にして英語教育のカリキュラムを編成するという傾向が見られました。その傾向の中で、これまでは「文法は必要か否か」という議論が行われることがあり、文法不要論を唱える人もいたぐらいです。しかし、20年以上にわたるコミュニケーション重視の英語教育の実践的な試みの中で、「やはり必要なのは文法だ」という認識が生まれてきました。つまり、文法を軽視しては、本来的な意味でのコミュニケーション力は養成できないということが分かってきたということです。そこで今求められるのは、従来型の英文法ではなく、コミュニケーションを真に支える英文法を新たに構築することなのです。

「コミュニケーションを支える文法」というのは自然な考え方です。世界には多くの言語がありますが、文法のない言語は存在しません。ということは、言語を身につけた人はだれでもなんらかの形で自然に文法力を身に付けているこということです。ただ、自然に身につけた文法力は直感あるいは身体感覚のようなもので、それがどういうものであるかを説明するとなると容易ではありません。だからこそ「文法力」を反映した英文法学習プログラムを作成する必要が出てくるのです。

上記の点を踏まえ、この講座では、「おもしろくて、役に立つ英文法」を目指し、内容の構成をしています。「おもしろい」という感覚は「納得できる(わかる)」ということから生まれるものです。これまでの文法学習のように「機械的に覚えるしかない」だとか、「細かい事実の羅列に終始する」といったことでは、決して「納得」にはつながりません。そこで、新しい英文法の枠組みが必要となるのです。この講座では、読者の方々が「なるほどそうなのか」と感じることができるような文法を目指しています。そして「おもしろい」というだけでなく、コミュニケーションにおいて「役に立つ英文法」でなければなりません。というのは英文法はコミュニケーションの基盤となるからです。

さて、2001年に開講し多くの人に親しまれてきた本講座ですが今回、大幅な改訂を行いました。改定のねらいは、受講者の方々が「おもしろい(=わかる)」という実感を得られるようにさらに工夫をするという点と、「わかる」から「使える」へ、スムーズにシフトすることができるようにさらに工夫するという2点です。

まず、「おもしろい(=わかる)」をさらに高める工夫としては、紙面の大きさを拡大しただけでなく、文法項目を感覚的に理解できるようにイメージを多用し、イメージの内容についてもより理解しやすいものへと一新しました。次に、「わかる」から「使える」へのシフトを促す工夫に関しては、書き込み式学習スタイルを導入することで、受講生の積極的な参加を促すと同時に、短い情報から長いまとまりの表現を組み立てるためのエクササイズをChunk Challenge で実現しました。ここで導入したchunking(=情報のまとまりをつなげて話すこと)は、自然な英語表現のありようを反映したものであり、話す、書くという活動だけでなく、聞く、読むという活動にも応用が利くものであると思います。

英文法の学習は英語の学習のひとつ(one of them)ではなく、英語の学習の基盤(foundation)です。基盤が脆弱であれば、その上にいくら材料を載せても、「砂上に楼閣」になってしまいます。自分の文法力を磐石なものにすることが、本当の意味での英語力に繋がります。そのために有効な方法論がこの講座だと確信しております。

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編集者のことば

英会話のモヤモヤをすっきり解消!
Photo 谷川敬子
英語教材編集部 副編集長

「なんとなく」ではなく「迷わず」に表現を選択できるようにするには、会話のルール(=英文法)を知るのが一番確実です。英文法というと、学校で習った文法用語や用法がぱっと思い浮かびますが、この講座では、みなさんがお持ちの英文法の知識を「話すためのルール」という視点から見直し、自信を持って話すためのツールとして活用できるようにしていきます。

ポイントは、ネイティブスピーカーがどのように物事をとらえ、それをどのように表現しているかの道筋がつかむこと。それがわかれば、同じような発想から正しい表現を選択し、自然な英語が話せるようになるというわけです。

テキストブックでは、それぞれの表現法の根底にあるネイティブの発想をイラストで表現しています。さらに、どんな場合にどのように使われるのかを、田中先生が丁寧に解説しています。「なるほど、こうだったんだ」と、ひとつひとつがとても難解に思えていた英語の世界が、だんだんと全体の見通しがつくようになってきます。そして、なんだかとても大きくとらえにくく感じていた英語の文章も、小分けにして咀嚼しやすい形に落としこめるようになるのです。

英語を聞いたり、話したり、読んだり、書いたりするのが、楽しくなりますよ。ぜひお試しください。

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