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創業者の想い
アダチ版画研究所には80年の歴史があります。

昭和の初め、浮世絵の美しさに魅せられた一人の青年が、震災後の東京で、木版画制作の工房事業を興しました。
それが、安達豊久(あだち・とよひさ)――アダチ版画研究所の創設者です。

日本の木版画業界が衰退の一途をたどる中、豊久は、美術の域に達する質の高い木版画の制作に生涯を捧げました。

豊久の制作ポリシーは、「初摺(しょずり)に忠実であること」。
初摺とは、江戸時代、世に何千枚と出回った浮世絵の中でも、最初に摺られた数十、数百の絵のことをいいます。絵師の意向をもっとも強く反映した、最高レベルの浮世絵、初摺。その再現に、アダチ版画研究所はこだわり続けてきたのです。当時、古美術商に「オリジナルと見分けがつかない」とまで言わせたほどの技術力をもったアダチ版復刻浮世絵は、高い評価と厚い信頼を受けてきました。

そして現代。豊久の制作への熱い想いは、今もアダチ版画研究所に生き続けています。

豊久
制作へのこだわり