1. 日本国内で消費されるはちみつは95%が輸入原料です。そのうち、90%が中国産です。
2. 日本国内では蜜源の減少と生産者の高齢化により、国産はちみつの供給は難しい状況です。
3. はちみつの課題は抗生物質と異性化糖などの混入問題があります。(国産も同様)
4. 抗生物質問題は養蜂家がみつばちの病気予防を目的とした不適切な使用方法が原因です。
これからの商品は
この考えを進めるために、トレーサビリティシステムを導入しました。全ての生産状態を履歴管理により、いつでもわかるようにします。自社工場だけではなく、海外の生産者からの管理状態がわかるようにするのがポイントであると考えています。
今後、日本国内ではちみつ生産が減少することを考えると、安全で安心できる海外産はちみつを輸入する方法を構築することが重要であると思われます。現在、世界的に食品の安全性を高いものにするための管理手法として、HACCPシステムとトレーサビリティシステムが注目を集めています。当社もこの両方のシステムを導入し、はちみつの安全性を高めるためのシステムを構築しました。
トレーサビリティシステムは自社工場だけではなく、産地から始まり工場・流通そして消費者までの全てで、安全のための履歴が調べられる仕組みのことを言います。
特に、海外原料の安全性を確保するためには、このトレーサビリティシステムは必要条件となります。このように、原料の最初の生産段階から、その管理(生産・製造・流通)履歴がわかるということは、「消費者の安心」につながる大事な要素です。
当社で扱う原料はちみつは、国産・外国産を問わず安全で安心できるものであることを、お客様に目で見える形にしました。熊手はちみつで使用している原料は「いつ・だれが・どこで・なにを・どのくらい」がわかるようにしています。また、それぞれの原料には全てLot番号管理がほどこされ、それぞれの原料には安全のための検査実施記録がついています。この検査は日本の厚生労働省が実施してる検査基準を上回る感度で行っています。
特に海外の原料は中国生産地(中国養蜂家)から中国一次加工工場(蜂蜜充填工場)の管理を強化しました。はちみつの全流れを調べ、危害分析を行い、安全確保のための管理基準を設定しています。具体的には、抗生物質検査・異性化糖検査を日本人の技術指導と監査を実施し、適切な管理を行えるように教育しています。また、中国で養蜂家教育を進めています。日本の抗生物質基準や消費者のニーズについて現地に赴き説明しています。
問題点 日本に入ってから検疫所の命令検査で不合格となるケースがありました。
原因 中国における検査体制が不十分であることと、生産者が日本の管理基準がわからないなどの要因が多くありました。
対策 次の図のように、生産者からの管理(川上管理)を強化しました。これら管理のための技術指導および監査は日本人が行います。
検査基準は国内基準を完全にクリアーできる、感度の分析機器を導入しています。
分析技術は表にまとめてあります。
  従来法(検疫所法) 技術指導法(熊手法)
分析技法 判定 分析技術 判定
抗生物質 DISK法
(微生物法)
再検査頻繁
判定が微妙
約2週間必要
チャーム法 高感度
1週間で判定
異性化糖 TLC法 低い HPLC法
(高感度法:新技術)
5%まではチャート
(グラフ)が明確