ココペリはネイティブアメリカンが信じる精霊のことです。大昔からの北米大陸南西部のペトログリフ(岩の壁画)にいくつもその存在が確認されています。
「ココペリが笛をふくと大地が芽吹き、花が咲き木は生い茂る。」すなわち、豊穣の訪れを伝える精霊であると信じられています。
寝そべったり踊ったり、狩りをしている様子であったり…本来ココペリが描かれている様子はさまざまなのですが、背を曲げて笛を吹くココペリの図柄がもっとも広く知れ渡っているようです。
猫背で笛を吹く姿の最もポピュラーなココペリについて、背がまがっているのかコブなのか議論が分かれているところです。
一説では背にコブがある病気にかかった人々が実際にいて、通常の人々よりも何か優れた能力があったから信仰の対象になったのではないかと考える場合や、行商人が荷物を抱えて町から町へ練り歩く様子を捉えたものではないかという見解などがあります。
一時期、ココペリをモチーフにした人形が大流行しました。色によって効果が違うそうです。シルバー製のココペリだと色がついてないけど何に効くの?と思われるかもしれませんが、ココペリそのものが幸運のモチーフなので色の有無はそこまで重要ではないかと思われます♪
かつて、壁画などに描かれたココペリたちに鮮やかな色合いはなかったでしょう。
だけども、ココペリのモチーフを見てネイティブアメリカン(インディアン)達は幸運を感じ取っていたのですから。
アクセサリーのデザインと総合的にみて、自分にしっくりくるものがあれば、それが一番のお守りになりますね。