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時計知識

光エネルギー「ソーラー腕時計」の魅力を探る

腕時計には、内部の機構をぜんまいによって動かす「機械式」とクオーツ発振子を動力とする「電池式」の2種類に大別され、時計としての精度は電池式が機械式を圧倒しています。その結果、現在世界に流通している腕時計の大半は「電池式」となっています。そして近年、新たに光エネルギー蓄電型の「ソーラー腕時計」が登場して徐々にそのシェアを伸ばしてきています。今回は「近未来の腕時計」として注目されているソーラー腕時計について解説します。

ソーラー時計のしくみ

「太陽電池時計」とも呼ばれるソーラー時計(Solar Powered Clock)は、光エネルギーを動力に変換して時計を動かす時計の総称で、ソーラーとは英語で「太陽の」という意味の形容詞です。

資源の有効活用を目指し、自然エネルギー利用の一環として第二次大戦後に開発がスタートした「太陽電池(ソーラーセル)」を用いた時計を「ソーラー時計」と呼び、1960年代には街頭や駅などの公共施設に設置される大型時計として誕生しました。

ソーラー時計を腕時計に応用する試みも同時に行われており、1970年代には各メーカーからいくつかの試作モデルが発表されました。しかしながら、どの製品も受光パネルのサイズと配置に苦慮しており、とても一般に普及するまでには至りませんでした。

その後、技術が進歩して、外観が普通の腕時計と見分けがつかない本格的なソーラー腕時が1990年代に登場し、おりからのエコロジーブームの波に乗って人気を集めるようになりました。現在では大手メーカーが激しい販売競争を繰り広げています。

ソーラー腕時計のメリット

現在市販されているソーラー腕時計は、ソーラーセルで受光した光エネルギーを内蔵された専用の蓄電池に充電するという構造になっています。通常の電池式腕時計は約2年に1回電池を交換する必要がありますが、ソーラー腕時計の場合、製品によって違いはありますが、10年以上は電池交換の必要がないとされています。

腕時計を仕事で駆使しているビジネスパーソンにとっては、電池交換の手間がないことは大きなメリットです。そのため、ソーラー腕時計のユーザーは多くがビジネスパーソンだといわれています。

ソーラー腕時計のメーカーでは、セイコー、シチズン、カシオという日本メーカー3社が世界的には独壇場となっています。ドイツのユンハウスもユニークなデザインのデジタルタイプを出しており、一定の評価を受けています。

しかし、種類、品質、メンテナンスの手間などを総合的にみると、やはり日本の3社のモデルを選ぶのが賢明でしょう。そこでこの3社から出ているソーラー腕時計で、手ごろともいえる1万円代で買えるおすすめのモデルを紹介していきましょう。

<シチズン レグノ>

3社の中で最も耐磁性に優れているといわれ衝撃にも強いことから、プロスポーツ選手の愛用者も多いシチズン。

10気圧防水でチタンケースが採用されているので、水のかかる仕事場などでその威力を発揮します。堅牢で精悍なスタイリングも若い世代から人気を集めています。ハードなビジネスの現場で働く社会人には最適のモデルといってよいでしょう。

<カシオ ウェーブセプター>

カシオも早くからソーラー腕時計に着目して開発を続けていきたメーカーです。そのためユーザーの多様なニーズに応えるモデルを取りそろえています。

その数あるソーラー時計の中でも、特に若手ビジネスパーソンに人気のこの時計は外観からはシンプルな腕時計にしか見えないため、派手な装飾品が好まれない企業に勤めるビジネスパーソンに向いています。

また時計本体には文字盤下部に日付と曜日をデジタル表記するゲージがあるものや、ワールドタイムやアラームなどの機能も見逃せません。

<セイコー スピリット>

世界のトップブランド、セイコーが満を持して発表したソーラーモデルの自信作が「スピリット スマートシリーズ」です。

高級感あふれるデザインと文字盤がとてもスタイリッシュで、知性あふれるビジネスパーソン仕様という趣があります。もちろん機能性も十分で、ハードな使用にも耐える堅牢性も持ち合わせています。そのためオン、オフを問わずに使える時計ともいえるでしょう。

まとめ

近年のレトロブームによる機械式腕時計の復活現象とは対極の存在である近未来型のソーラー腕時計ですが、多忙を極めるビジネスパーソンにとって、その性能と利便性は非常に魅力的です。日本製腕時計メーカーの技術力の高さを示す人気モデルが格安で入手できるので、仕事用の腕時計として購入するには最善の選択といってよいでしょう。