イセエビという名の語源としては、伊勢がイセエビの
主産地のひとつとされていたことに加え、磯に多くいる
ことから「イソエビ」からイセエビになったという説がある。
また、兜の前頭部に位置する前立(まえだて)にイセエビを 模したものがあるように、イセエビが太く長い触角を振り
立てる様や姿形が鎧をまとった勇猛果敢な武士を連想させ、 「威勢がいい」を意味する縁起物として武家に好まれており、 語呂合わせから定着していったとも考えられています
セエビ類は、古くから日本各地で食用とされており、イセエビは鎌倉蝦、
具足海老などとも呼ばれていました。
『本朝食鑑』には「伊勢蝦鎌倉蝦は海蝦の大なるもの也」と記されており、
海老が正月飾りに欠かせないものであるとも紹介しています。