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*-*-* お仏壇や仏事について *-*-*



 お仏壇を購入する時期ですが、昔ながらの言い伝えや慣習などを耳にして、「一体いつ買えばいいんだろう?」とお悩みになったかもいらっしゃると思います。
ほんの少しですが、お仏壇を購入する際に言い伝えられていることなどをご紹介しますので、ご参考にしてみてください。



 何でもないときにお仏壇を購入すると新仏がでる、というのはよく言われていますよね。
これはまったくの迷信で、いつ購入なさっても良いのです。
仏教が普及しつつある頃、お仏壇の需要は急激に増え、新仏がでてもお葬式までに準備できない家庭がたくさんありました。
このため、法事までに必ず間に合うように、と教えられていたものが、いつの間にか「法事のとき以外は買ってはダメ」だとか「新仏がでるぞ」という言い伝えに変わってしまったようです。
思い立ったが吉日。
お仏壇を購入するのに良い日・悪い日というのはありませんよ♪



 以前は、先祖をまつる場を必ず持ち、ご仏前で食事をすることが生活の基本として確立されていたため、分家するときは必ずお仏壇や神棚を持っていったものでした。
最近では、核家族化が進み、アパートやマンション、団地での生活というライフスタイルの変化もあり、お仏壇を安置しないご家庭が多いようです。
ですが、お住まいが変わってもご先祖様を敬おうという感謝の心は大切ですよね。
昔ながらの重厚なお仏壇だけでなく、最近は扉を閉めてしまうととてもお仏壇には見えないような家具調仏壇もたくさんあります。
ライフスタイルに応じたお仏壇のご購入を、考えてみてはいかがでしょうか?


▲ 収納家具のように見えますが、実はお仏壇なんです♪ ▲
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 日本では明治7年まで、月を対象とした太陰暦を使っていましたが、今と違ってうるう年は1年が13ヶ月もあったのです。
つまり、うるう年にはどの家庭でも平常の年よりも一か月余分に、いろいろな面で節約を強いられたのです。
この節約の習慣が「うるう年には仏壇を買ったらダメ」という慣習を生んでしまったのですが、現在ではほとんど関係のない言い伝えですよね。




 日常の心をこめたお参りこそ、お仏壇にとってもっとも必要なことです。高価なお仏壇を安置していても、普段は扉を閉めたまま、というのでは何にもなりません。
家庭にお仏壇を安置するということは、ご先祖様から伝わってきた命の大切さを後の世にまで伝えたいという、人間としての尊い願いを日々新たにすることに他なりません。
おつとめの原則は、毎日朝夕、お仏壇に手を合わせ、ご先祖様に感謝するということなのです。



 朝起きたら、まず顔を洗い、お仏壇の扉を開いて灯明をともし、お線香を焚いて仏飯、茶湯や水をお供えして、合掌礼拝して朝のご挨拶をしましょう。
家族全員が朝食前にご先祖様に感謝の心をこめて合掌礼拝をする、この行いが家庭を平和に導いてくれるのです。
開けた扉は、夕方再び礼拝してから閉じます。
毎朝夕の礼拝はもちろんですが、お彼岸やお盆、法事などの仏事、辛いことや嬉しいことがあったときなども礼拝することをお勧めします。
家族揃って礼拝する習慣は、最近ではずいぶんと薄れていますが、ご先祖様を敬う生活を続けていくことで、家族の団欒につなげてみてはいかがでしょうか?



 合掌の方法にも作法のようなものはありますが、大切なのはご先祖様を大切にし、敬う気持ちです。
一般的な作法をご紹介しますので、ご参考になさってください。

●洗面のあと、仏壇の前に行き灯明をともします。
●お線香に火をつけ、少し押しいただいてお上げして、リンを二つほど打ちます。
●そして正座して、手は下腹のところで組み、深呼吸を二・三回して気持ちを静めます。
●それから自然な形で合掌し、無心に頭を下げて礼拝します。この際、腕や肩に力を入れないで、10本の指を伸ばし、両手を身体の中心、みぞおちあたりでピッタリと合わせます。
●掌の角度は身体の線に対し45度にして、礼拝のあと頭を垂れる時もそのままの姿勢にします。
●そして端坐して心身を整え、一切の雑念を払い、無心の気持ちになって合掌礼拝することが大切です。


 仏様をきちんとお飾りし、仏様にお仕えする器や道具を仏具といいますが、宗派によって仏具そのものや、いわれ、飾り方に違いがあります。
ご自分の宗派にあった安置の仕方を知り、心をこめてご供養なさってくださいね。



 お仏壇を買うのとお墓を建てるのとでは、そもそも意味や役割が異なりますから、どちらが先ということはありません。
日常生活の中で、墓地にあるお墓は毎日合掌礼拝することは難しいですが、家庭のお仏壇は朝夕、身近に礼拝、合掌することが出来ます。
また、日本人は伝統的な先祖感、霊現感をもち、先祖の霊をまつる場所はいくつあってもいいものと考えいますので、どちらが先でもよいのです。



 葬儀の時には普通、「御香典」「御香資」「御香奠」「御霊前」などと書きますが、「御仏前」でも構いません。
「香典」は本来葬式の典礼に供える香を意味し、香そのものを持参して供えるものです。
しかし、お米を香典にしていた時代を経て、現在では主に現金を包みます。
ただ、香典は儀礼ではなく、相互扶助の精神から起こったものですから、日頃のお付き合いの度合いや親等の濃さなどによって気持ちをあらわしています。



 お布施は、仏壇開き、法事、彼岸、葬儀など、お寺様とご縁があるときに返礼をまったく気にしないで差し上げるものです。
お布施とは、あくまでも「あまねく施す」ことですから、いくらという金額ではなく、私たちの気持ちのありようによります。
実際には定価というものはないのですが、その人の収入に見合う額や、地域のしきたりなどを考えて決めるといいでしょう。
お布施は、お寺様に失礼にならないよう気を配ることが必要です。
僧侶への資金ではありませんから、正式にはその場で差し上げないで、あとでお寺様へ届けます。
その際には「御布施」の上書きにして「お託して大変失礼ですが……」とお断りした上で、盆に乗せて差し上げます。
葬式のときには、喪主が日を改めて持参し、本堂に参拝します。




 日本人は長い間、遠い祖先は神様としておまつりし、身近な祖先は仏様として、心をこめておまつりしてきました。
それは、私たちの今日があり、また明日があるのも、さらには家族全員の幸せや家庭の繁栄があるのも、みんなご先祖様のおかげ、という考え方から生まれています。
自分の子供が苦しんでいるときはそれが親である自分の苦しみとなり、孫が苦しめばそれは自分の子供の苦しみとなります。
来世を暖かい極楽にするか、恐ろしい地獄にするのかは、今生きている私たちの心配りによるものなのではないでしょうか?
法事や彼岸、お盆を始め、お仏壇の入仏式などの法要には、心をこめて仏様を尊び、ご先祖様を偲んで限りない感謝を捧げましょう。



 年回法要は、亡くなられて一年後の命日を「一周忌」、二年後の命日は「三回忌」、六年後の命日は「七回忌」、十二年後の命日は「十三回忌」というように数えていきます。
二年後以降は、三年目、七年目を迎えるということで三回忌、七回忌などとします。

法要名 行う時期 内    容
初七日忌 亡くなられてから7日目 遺族、親族、友人、知人などで供養する
二七日忌 亡くなられてから14日目 遺族で供養する
三七日忌 亡くなられてから21日目 遺族で供養する
四七日忌 亡くなられてから28日目 遺族で供養する
五七日忌 亡くなられてから35日目 遺族だけで供養するのが一般的だが、忌明けとする場合は初七日同様、親族や友人、知人を招いて手厚く供養を行う
六七日忌 亡くなられてから42日目 遺族で供養する
七七日忌
(四十九日忌)
亡くなられてから49日目 忌明けになるので遺族、親族、友人、知人などで供養する

 仏教では故人が死んでから仏様の世界へ行くまで期間を四十九日としているので忌明けの四十九日(七七日忌)は手厚く行われます。
知人、親族が仏前に集まって僧侶に読経をしてもらったのち喪主から順に焼香をします。この日に遺骨を埋葬することもあります。
その後は自宅や寺院の施設、料理店などで喪主が会食の宴を開きます。菓子折りや、のり、お茶などを粗供養として出す事もあります。
以上の様に四十九日は故人にとって新仏になる準備が整った事と、遺族にとっても死者のけがれがとれる大事な日として手厚く行うのが習わしです。

法要名 行う時期 内    容
百ヶ日忌 亡くなられてから100日目 遺族で行うのが一般的
一周忌 亡くなられてから満1年目 自宅や菩提寺などで遺族、親族、友人、知人などで供養する。

供養の後、精進落としのため、故人をしのんで会食するのが一般的
三回忌 亡くなられてから満2年目
七回忌 亡くなられてから満6年目 七回忌以降は少しずつ供養の規模を縮小し、招く人数も絞っていく

十三回忌以降は遺族、親族で供養するのが一般的
十三回忌 亡くなられてから満12年目
十七回忌 亡くなられてから満16年目
二十三回忌 亡くなられてから満22年目
二十七回忌 亡くなられてから満26年目
三十三回忌 亡くなられてから満32年目 区切りとなる年忌法要。以降、三十七回忌、五十回忌、百回忌があるが、一般的にはここで終わる場合が多い

 年忌法要は故人の祥月命日に執り行うのですが、ご家族の都合が悪い場合などは繰り上げて行うことがあります。
また、家族内で同じ年に2人以上の法要を執り行う場合は、法要を併せてしてもよいとされております。
その時は、命日が早い方にあわせて執り行いましょう。
決して、ご都合が悪くても命日よりも後回しにはしないでください。命日よりも前にしてくださいね。



 位牌はなくなった人そのもので、霊位を表します。
これには三説がありますが、日本の位牌の起源は、中国の禅僧が僧の役目を木の枝に書いたものを「単位」「単牌」と読んだことからきています。
仏教ではお塔を建てることがなくなった方への最高の供養とされているので、五重塔の変型が、仏壇において位牌となったものです。



 生家の宗旨と嫁ぎ先の宗旨が違うのは良くあることですよね。
その際には、嫁ぎ先の宗旨に従うのが慣例となっていますが、どうしてもそれまでの信仰を続けたい場合、実家のご本尊は個人の守り本尊としてまつるようにします。
それがご先祖を敬い、仏様を大切にすることにもなるのです。






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